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すれ違い2 ページ32

ヒナタ視点

ヒナタ
「ネジ兄さんについて知りたい?」

甘味処に連れてこられると、そう言われた


キバ
「しかし、何だってまた…」

どうして?と思っていたら、
キバくんが訊いてくれた

『私の今後の人生が彼にかかってるからね…』

ヒナタ
(それって、もしかして…)


好きってこと、だよね?

具体的なことは言ってくれなかったけど、
その分可能性は高い

そんなことを考えていたから、
そのあとの話は入ってこなかった


シノ
「確かに、ヒナタなら情報を得るには
打ってつけだな」

『うん。だからできる範囲で教えてくれるかな?報酬はここの甘味ってことで』


ヒナタ
「そ、そういうことなら、協力します!」

『う、うん。ありがとう…?』


好きな人のことを知りたいって思うのは
当然だよね


ヒナタ
「ええっと、
まず、誕生日は7/3、
好きなものはにしんそばで、
嫌いなものはカボチャ…」


『いや、そうじゃなくて…』

ち、違った?
何がダメだったんだろう…


『性格とか人柄とか教えてくれるかな?
君には彼がどう見える?』


ネジ兄さんの、人柄…

中忍試験のときまでは、
ネジ兄さんのことは怖かった

でも、今は…


ヒナタ
「…ネジ兄さんは、
日向の中でも天才って言われています。

知っての通り、宗家と分家っていうことで、
ちょっとしたいざこざがあって、
最初は、ちょっと怖かった。

でも、最近は修行に付き合ってくれたり、
少しずつ前よりも変わってきていて。

今は、怖いよりも、尊敬の方が強いです」


これで大丈夫、かな?

なにか考えているみたいだけど…


『そうか…。ありがとう。
他に彼のことをよく知る人物って
心当たりあるかい?』

シノ
「それなら、やつのチームメイトに訊くのが
いいだろう。
なぜなら、任務や修行で多くの時間を
共にしているからだ」

キバ
「確かに、あいつらなら
ヒナタが知らないこともわかるかもな」


確かに、私よりもずっと長い間一緒にいる

私よりもネジ兄さんに詳しいはず


礼を言い、立ち去ろうとしていた彼女に、
名前を聞いていなかったことに気がついた


ヒナタ
「あの!お名前…」

『ああ、失念していたよ。私はリサ。
これからよろしくね。ヒナタちゃん』


そう言って微笑むリサさんは、
目隠しをしていても綺麗だった

ヒナタ
「わ、私、リサさんのこと、応援します!」


『え?あり、がと?』


恋するって素敵なことだもんね


でも、なんで甘味を奢ってくれたんだろう?

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設定タグ:ナルト , 日向ネジ , オリジナルストーリー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:じょうろ | 作成日時:2020年1月23日 21時

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