【NARUTO】月下の紅時雨 (ページ31)

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すれ違いページ31

夢主視点

ﾋﾅﾀ
「ネジ兄さんについて知りたい？」

全員で甘味処に移動し、話を切り出した

普段なら絶対立ち寄らないところだね

ｷﾊﾞ
「しかし、何だってまた…」

『私の今後の人生が彼にかかってるからね…』

冗談めかして言ってみる

彼らに真実は迂闊に伝えられない

ｼﾉ
「確かに、ヒナタなら情報を得るには
打ってつけだ」

『うん。だからできる範囲で教えてくれるかな？報酬はここの甘味ってことで』

「そ、そういうことなら、協力します！」

『う、うん。ありがとう…？』

そんなに甘味が好きなのかな？

女の子ってそういうの好きなんだね

ﾋﾅﾀ
「ええっと、
まず、誕生日は7/3、
好きなものはにしんそばで、
嫌いなものはカボチャ…」

『いや、そうじゃなくて…』

確かに間違ってはいないんだけど…

『性格とか人柄とか教えてくれるかな？
君には彼がどう見える？』

少し考えるように間が空いて、
ヒナタちゃんが口を開く

ﾋﾅﾀ
「…ネジ兄さんは、
日向の中でも天才って言われています。

知っての通り、宗家と分家っていうことで、
ちょっとしたいざこざがあって、
最初は、ちょっと怖かった。

でも、最近は修行に付き合ってくれたり、
少しずつ前よりも変わってきていて。

今は、怖いよりも、尊敬の方が強いです」

尊敬、か。予想外だな。

あのときの二人の様子じゃ、
仲良しっていう感じでもなかったのに

何か変化でもあったのか…？

これ以上情報は望めそうもないな

「そうか…。ありがとう。
他に彼のことをよく知る人物って、
心当たりあるかい？」

ｼﾉ
「それなら、やつのチームメイトに訊くのが
いいだろう。
なぜなら、任務や修行で多くの時間を
共にしているからだ」

ｷﾊﾞ
「確かに、あいつらなら
ヒナタが知らないこともわかるかもな」

確かにそうか。

二人で行動してるといいが…

ﾋﾅﾀ
「あの！お名前…」

礼を言い、立ち去ろうとすると呼び止められた

ヒナタちゃんは私の試合を見ていないから、
名前を知らないのか

『ああ、失念していたよ。私はリサ。
これからよろしくね。ヒナタちゃん』

まあ、これからがあるかどうかわからないけど

ﾋﾅﾀ
「わ、私、リサさんのこと、応援します！」

『え？あり、がと？』

何の話だ、一体

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(作者)
ネジに対するヒナタの感想は
作者のイメージですので、
多少ズレがあるかもしれません

ご理解よろしくお願いします