【NARUTO】月下の紅時雨 (ページ4)

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第一の試験ページ4

最初は筆記試験だった

番号順に座ったところ、
ネジと先程の彼女が隣になる

ﾈｼﾞ
(こいつ、どうやって試験を解くつもりだ？)

この試験は、如何に答えを
《見つけ》られるかが鍵となる

しかし、彼女は問題を見ることすら叶わないのだ。

白眼でバレないように見ると…

ﾈｼﾞ
(こいつ、見えてるのか？いや…)

彼女は淀みなく問題を解いていた

ネジは見えている可能性を疑ったが、
解答欄から大きくはみ出した
不規則に曲がる文字が、
その可能性を否定していた

ﾈｼﾞ
(カンニングの仕方など、考えても仕方ないか)

考えてもわからない以上、知りようがない

ネジは諦め、自身の試験に集中することにした

ーーーーー
第二の試験会場にネジたちが向かっていると、
自然と彼女の話になった

ﾘｰ
「目が見えなくても、忍なんて出来るんですね…」

ﾃﾝ
「そんなこと言ったら、
リーだって忍術の使えない忍者じゃない」

ﾈｼﾞ
「リーのとは根本的に違う。
それに、やつは全く見えないわけでもなさそうだ」

ﾘｰ
「確かに、入ってきたときの足取りもしっかりしてました」

ﾃﾝ
「なんにせよ、油断大敵ね」

異質な存在を警戒しつつ、
3人は第二の試験に思いを募らせた