52話 ページ11
『そうなんですか？』
「はい。
征十郎様はこんなに裕福でプラス容姿端麗で文武両道。
そんな征十郎様はなんだか同級生の方は近寄りがたいみたいで。
征十郎様も家にお友達を連れてくるなんて滅多になく、征十郎様が女の子を連れてきたのは1度もありません。
だから、柊様が1号なんです。
はい。できましたよ！」
短時間でメイドさんは私の髪を綺麗に結んでくださった。
『ありがとうございます。
さっきの話、そこまで赤司君は近寄りがたくないと思いますけどね』
「そんな柊様だから征十郎様も家に呼んだのでしょう」
『？それって、』
「征十郎様がお待ちです！
早く行きましょう！」
私の話を遮るようにメイドさんは私の背中を押す。
メイドさんは赤司君の部屋まで案内してくれた。
コンコン
「入っていいよ」
『失礼します』
扉を開けるとベッドに座って本を読んでいた。
たくさんの本が本棚にぎっしりつまっていて中学生の部屋には見えない。
けど、本をよく読む私にはそんな部屋が羨ましかった。
「こっちにおいで」
そう言って、、赤司君が手招きする。
『でも、人のベッドの上にのるのは失礼かと』
「別にそんなこと気にしないよ」
私はベッドの近くまで歩く。
「？のらないのかい？」
『人のベッドなので』
そう言うと赤司君は本を置いて、私の腕を引っ張った。
油断していた私はそのままベッドへダイブ。
結局、私はベッドにのってしまった。
あ、すごいいい匂いがします。
こんなベッドで寝てみたいです。
「じゃあ、寝てみるか？」
『え？』
「声に出てたぞ」
またやってしまいました。
うつ伏せの体制から顔をあげると赤司君がクスッと笑った。
「この本とても面白いんだよ。この文見てくれ」
そう言ったので私は赤司君に近づく。
『どこですか？』
本を除き混むと赤司君の腕が伸びてきて、私を抱き締める。
「捕まえた」
捕まえたもなにも逃げていませんが。
「こうでもしないと、すぐにベッドから降りるだろ？」
ばれてましたか。
『赤司君、本当にいい匂いしますね。
落ち着きます』
クンクンと匂いを嗅ぐと赤司君は持っていた本を落とした。
「…それは誘っているのかい？」
『どこにですか？』
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Ai - 莉弥さん» ありがとうございます！！良き作品なんて…(ﾟﾛﾟ)更新頑張ります！ (2016年10月14日 7時) (
レス) id: 4b0ec96593 (このIDを非表示/違反報告)
莉弥(プロフ) - ﾊｧｯ…何て良き作品…(泣)
更新まってます！！ (2016年10月14日 1時) (携帯から) (レス) id: aa7d841247 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 明日香さん» コメントありがとうございます！！なるべく早く更新しますね！更新頑張ります！！ (2016年9月10日 21時) (レス) id: ca0ec5f260 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - とても面白かったです♪続きが気になります。更新頑張って下さい_(._.)_応援してます(^-^ゞ (2016年9月10日 19時) (レス) id: a56b4ade72 (このIDを非表示/違反報告)
Ai - 桜吹雪さん» コメントありがとうございます！！そんなこと思っていただけるなんて…すごく嬉しいです！！これからも頑張ります！ (2016年9月1日 19時) (レス) id: f7794d9ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ai | 作成日時：2016年8月20日 13時
