40話 ページ44
キーンーコーンーカーンーコーン
「じゃあ行くっすか！」
『そうですね』
私たちは立ち上がり屋上を出ようとした。
すると、
ガチャ
屋上の扉が開いた。
「…今まで何をしていたんだ」
「赤司っち！」
『すいません。授業をサボりました』
私が頭を下げると「Aは気にしなくていいんだが…」というと今度は黄瀬君の方を見た。
「黄瀬は大丈夫なのか？あと一週間でテストだぞ。」
「へ？」
『へ？ではありません。テストですよ』
何秒か黄瀬君の動きが止まったあとに今度は悲鳴をあげた。
「えぇー！！二人は知ってたんすか？！」
『「当たり前/だ/です」』
「僕たちだけじゃなくてもみんな知ってるぞ」
『だから、学力の方大丈夫か聞いたんじゃないですか』
そういうと黄瀬君は私に抱きつく。
何回抱きつかれればいいんでしょうか。
「Aっちー！教えてっす！」
『丁重にお断りします』
「うぅ…」
「泣いてても学力は変わらない。勉強しろ」
赤司君の最後の一言で黄瀬君は逃げ出してしまった。
『…いいんですか？追いかけなくて』
「あぁ、いつものことだ。放っておけ」
という赤司君も実は心配なのか「ドリルでも買ってやろうか…」と悩んでいる。
結局、心配しているんですね。
そう思いながら赤司君と屋上を出た。
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Ai - 床林檎@超高校級の???さん» 感想ありがとうございます！！本当に嬉しいです！注意まで…！本当に本当にありがとうございます！初めてお話しを作って、初めてのコメントなので嬉しいです！長文ごめんなさい！ (2016年8月21日 22時) (
レス) id: f7794d9ad5 (このIDを非表示/違反報告)
床林檎@超高校級の???(プロフ) - とても素敵な作品ですね！ただ8話に誤字がありましたよ！『紙』が『髪』になってました！ (2016年8月21日 22時) (レス) id: 3b367a7438 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ai | 作成日時：2016年5月11日 23時
