32話 ページ36
青峰side
「ちゃんと宿題やったの〜？」
「あーやったやったー」
「嘘つき！」
いつも通り俺はさつきと学校に向かう。
今日はさつきはテンションが高けー。
Aが部活に来たからか？
さつきは女友達があんまいねーから…
それを知ったらAはどんな反応すんだろう。
もう関わらなくなるのか…？
今までだってそうだ。
みんなで弁当食べただけで本人に聞こえるような陰口。
俺と一緒に学校に行くだけで脅迫の手紙。
どうせ、女はみんな一緒。
Aはまだ信用できねーな。
「Aちゃーん！！」
急にさつきが大きな声を出したので驚いた。
さつきが手を振る方をみると遠くにAが居た。
さつきが見つけるのもすげーけど、Aもよく気づくな。
そんなこんなで歩いているとさつきは日直ということで走って行ってしまった。
『「…」』
気まずい。
…ちょうど二人になれたし聞いてみっか。
「あのさ、」
『はい』
「さつきってバスケ部のマネージャーじゃん。だから、自分で言うのもあれだけどバスケ部の特に一軍のメンバーは結構はモテんだよ。」
『はい』
Aはさっきと同様にはい、とだけいう。
「そのせいであまりさつきには女友達が居ねーんだ。だから、」
そういうとAは話の途中で口を開いた。
『何故、バスケのマネージャーだからって友達が居ないんですか？』
さっきの話聞いてたのか？
「だからモテるか、」
『それってただ嫉妬しているだけですよね。
私、そういうの嫌いです』
俺はいつもの女みてーに、「でもぉ、桃井さんもぉー」とか「独り占めなんてずるぅい」って言うかと思った。
けどAは違った。
言い訳するどころか嫌がらせの理由を不思議がる。
こんな奴もいんだな。
前言撤回。
こいつなら信用してもいいのかもしれねー。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ai - 床林檎@超高校級の???さん» 感想ありがとうございます！！本当に嬉しいです！注意まで…！本当に本当にありがとうございます！初めてお話しを作って、初めてのコメントなので嬉しいです！長文ごめんなさい！ (2016年8月21日 22時) (
レス) id: f7794d9ad5 (このIDを非表示/違反報告)
床林檎@超高校級の???(プロフ) - とても素敵な作品ですね！ただ8話に誤字がありましたよ！『紙』が『髪』になってました！ (2016年8月21日 22時) (レス) id: 3b367a7438 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ai | 作成日時：2016年5月11日 23時
