11，どちらの兄も ページ13
ベル兄｢そうだ、A。｣
A｢なに？(…ベル兄になってる)｣←
ベル兄｢今日はアラーム設定しないからな。｣
A｢へ？｣
突然何を言い出すの、兄様
ベル兄｢このままだと私は寝坊してしまうかもしれない。｣
A｢そ…そうね｣
私はとっさに理解した。
これは、私が兄様を起こせという事だろう。でないとこんな事言わないはず。
…正直兄さんよりもこれは面倒だ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〜翌朝〜
A｢…よし｣
今日は兄さん後回し。面倒な方から終わらせてやる…
ｺﾝｺﾝ
A｢失礼します｣
やはり兄様は眠っている。寝相は良いみたい
さて…まずは
A｢兄様起きて！｣
兄さん同様大声で起こす。兄さんはこれで起きるけど…
A｢起きない…｣
兄様は簡単にはいかない。…方法は1つ、ベル兄と言ってから起こす。小さい頃にそう呼んでいたけれど、今は少し恥ずかしい。
…やるしかない
A｢べ…ベル兄…起k｣
ベル兄｢おはよう。A｣
いうも思うけど…絶対に起きてたよね？兄さんも兄様も。
A｢おはよう！ところで、起きてた？｣
ベル兄｢勿論。Aがベル兄と呼ぶのを録音する為にね。｣
兄さんほどではないけど、兄様もなかなかヤバいわ。
これもシスコンってやつなのかな…？まさかね…
A｢…何やってんの兄様｣
その時
フロイ｢兄さんだけ何してるのさ！｣
兄さんは起きていたのね。多分…今日も。
ベル兄｢お前もやってみたらどうだ？｣
フロイ｢もちろんさ！｣
A｢やってみるって…何を｣
フロイ｢僕もうAがフロイって呼ぶまで起きれな〜い！｣
A｢冗談でしょ…｣
だって私。兄さんのこと名前で呼んだことないし…
フロイ｢録音しとこっと！｣
ベル兄｢それ言ったらバレるだろ｣
フロイ｢あら。｣
もう、こうなったら…
A｢もう自分で起きてもらいましょうか？｣
ベル兄｢普段はそうしているから大丈夫だ｣
さすが兄様。
フロイ｢僕は、Aの声が聞こえるまで待つからね！｣
そして兄さん、言ったわね…
A｢じゃあ兄さんの部屋行かない｣
フロイ｢そんなぁ(ｳﾙｳﾙ)｣
A｢…行く｣
兄の涙目には勝てないAであった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
Aちゃんが好きすぎる兄弟をかきたかった。ただそれだけです！
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作者名：星那 | 作成日時：2019年7月26日 16時
