10，毛布 ページ12
その後日本対スペインの試合は同点に終わった。
私達はある場所へ移動した。ヒカルがこちらに向かってくる
フロイ｢やぁ、ヒカル｣
A｢お疲れ様｣
一星｢フロイ、A！｣
フロイ｢いい試合だったよ。戦うのが楽しみだ｣
一星｢俺たちは強くなったよ。今の日本はロシアとも渡り合える｣
A｢それはますます楽しみね…兄さん｣
フロイ｢うん！でも変わったね、ヒカル｣
一星｢変わった…俺が？｣
フロイ｢当然か。君は人格統合によって今の君になった。以前とは違うね｣
一星｢そこまで知ってるんだね｣
フロイ｢親友だからね。君のことはなんでも知ってr｣A｢すごい調べてたくせに(ﾎﾞｿｯ)｣
フロイ｢A〜言わないで〜！｣
一星｢ｸｽｯ…でも、今のフロイには俺を理解できない。仲間が出来たんだ。仲間のためにもっと強くなりたいって思う｣
フロイ｢ヒカル、それって親友より上なの？｣
一星｢上というか、安心するんだ。暖かい毛布にくるまって、うとうとするような感覚。｣
A｢…もうふ｣
例えが可愛い…なんて言うべきではないんだろうね
フロイ｢へぇ…｣
あと兄さんなんか怖い
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
フロイ｢ただいま〜｣
A｢はぁ…｣
なんでだろう…ヒカルを見るとドキドキしてしまうのは。
｢どうしたんだ？A｣
聞きなれた声。その主の方に顔を向ける。そこには
A｢兄様！｣ｷﾞｭｰ
ベルナルド｢ただいま、二人とも｣
フロイ｢兄さん！｣
兄様が帰ってきていた
A｢久しぶり｣
ベルナルド｢そうだな｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
フロイ｢僕との対応のちがい…｣
A｢だって兄さんしつこいから｣
ベルナルド｢相変わらずか、フロイ｣
ずっと大好きな兄様。こんなにも優しい兄様が、今のオリオンを作っているとは考えたくない…
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作者名：星那 | 作成日時：2019年7月26日 16時
