好きになった人は歌い手さんでした【歌い手】─6─ (ページ8)

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は…？？？by美珠&燐ページ8

病院から電話があった。もちろん出た。

嫌な予感がしていた

『っ…！？わかりました…！今行きます！』

燐「は！？何があった！？」

『れ…玲美羅がっ…！』

燐「さっさと行くぞ！」

僕らは急いで中央病院に向かう

手術中だった。なんでこうなるん…？

…僕が…いたから…？

『り…ん…なんで…なんで…！！！なんで僕の周りは不幸になるん…！？なんでっ…！

教えて！！！なんでぇ！！！うわぁぁぁぁ！！！』

燐「っ……」

燐Side

なんでって…俺にもわかんねぇよ…

俺はただ泣きわめく美珠を抱きしめるしかなかった

その後遅れて浦田やまふまふさん、彼方が来た

う「手術中！？」

『あぁ』

み「……ねぇ…あいつ…屋上から飛び降りたんよな？」

『らしいけど』

み「………」

何考えてんだ…？？

う「…なんかあんのか？」

み「……玲美羅が、屋上に行きしかも飛び降りるなんて低確率だろ。

それにあいつが僕をこっちに呼び戻したんだ死のうなんて考えるわけない。むしろ考えさせない。

そういう責任は取るやつだし。

だとすると…これは憶測だけど…

あいつは"誰かに呼び出された"。

あいつがいじめられてた…とか…なんと聞いとらんけど…。

まぁ…教えへんやろうなあいつは。

そういう大事なことを教えへんのや」

『…さっすが…校内2位の実力者だわ…』

み「でもこれはただの憶測や…。当たるかは知らん

けど…これは事故じゃなくて…事件やろうな？

それに…あいつが死ぬってなら…確実にしねる方法を選ぶはず。飛び降りるなんて…助かる可能性もあるんや

多分学校くらいの高さやろうし。

だから首切るとか心臓突き刺すとかそこら辺を選ぶやろ

さぁて…賭けに出てやるか」

か…け…？？？

『何するき？』

み「ニヒッ！神様に賭けのゲームをしてやんのさ！

僕の命を見殺しにするか…二人の命を見殺しにするか…二人とも助けるか。

二人を助けない限り…神はひどいやつだな？」

『なっ！？』

ま「それはだめだよ！！！」

み「だめやない。親友助けられるんやったら本望。

止めたら許さないから」

そういい美珠はどこかに行った。いや…屋上だな。

美珠Side

『さぁ神様。どの選択肢を選ぶ。

僕が飛び降りる前に玲美羅が起きてそのまま屋上に引っ張り二人とも助かるなら大吉。

飛び降りた僕が死ぬなら吉。

玲美羅が身代わりになって僕を助けるなら凶

どっちも死ぬなら…大凶な

さぁ！賭けの開始だ！』