恋花火 ページ6
志「射的やろうや」
貴「ええよ、おっちゃんお金」
千「いいや、俺おごるって笑」
そんな優しさで、惑わさんといて。
貴「実花に奢ってあげてや」
実「ごっちゃんでぇぇぇす!!」
千「マジうざ…笑」
うん、これでええんよ。好きな人だけに、優しくしといて。
それ以外の優しさなんて、私は受け付けへんから。くれるなら、ほんまの優しさをください。
今は作った顔で悲しさを隠せる。いっそ、一生お面をつけてやろうかな。
もらった優しさは私がほしい言葉ではあらへん。ほしい想いじゃあらへん。同情なんていう優しさ、私は欲してないんよ。
水面が揺れて溢れるぐらいに心の雨は止まない。響く雨音は私を削ってゆく。
貴「…フゥ」パンッパンッ
私はぬいぐるみを連続で落とした。
おじさん「凄いな嬢ちゃん。後3発残っとるよ」
貴「ぬいぐるみっ!!」
私はぬいぐるみが大好きだ。だから、残りの3発もぬいぐるみにかける。でも、残り4体。
貴「…っ」パパンパンッ
ドサドサドサドサ
オールパーフェクト
貴「合計6体だー!!」
私はおっちゃんから残りの4体を受けとる。全部愛らしい。
私はぬいぐるみに癒されて今を忘れようとしてる。…忘れられるなんて簡単じゃあらへんのに。
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ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 堕天使さん» ありがとうございます!! これからも頑張りますね!!! (2018年8月17日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - 続編おめでとうございます!これからも応援してまーす! (2018年8月17日 16時) (レス) id: 63256c4e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハゲつるマン@19830617 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月17日 15時