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恋花火 ページ7

志「ヤバ…」



千「凄いなぁ…」



実「…」パンッ



実「屋台の旗に当たったんやけど…」



貴「え、マジか笑」






千「しゃーないなぁ。こうやるんやで」ギュッ





……っ。
風がたなびく。
風が泣いとる。風って、すべてをかきみだしていくんよ。
すべてを持っていく風。この恋を忘れられるように何もかも盗っていってください。





千羅くんが実花を後ろから抱くようにして鉄砲の構え方を教えてる。
志麻くんは焦ってるけど、止める気配はあらへん。




実「こう?…っ!!」




千「ごめっ」



バッと離れる二人。振り向いた実花と千羅くんの距離が近くて恥ずかしかったようやった。
距離が近くて照れあう二人。少女漫画みたいやった。少女漫画のヒーローとヒロイン。
志麻くんは実花にもう一回教えにいった。
ヒロインを取り合うヒーローたち。
…じゃあ、その友達の私は何?
ヒーローの片方に想いをよせる私は何?
ヒロインが羨ましくて嫉妬してる私って、悪女にこれからなるんかな。





実「Aっ!教えて〜」



貴「ええよ、まずなぁ…」




こうやって偽りの笑顔で隠す。
三人とは、離れたくあらへんから。
今度こそ離れたら壊れてしまうやろうな。
腕いっぱいのぬいぐるみ。
満たされているはずやのに、満たされない自分がいた。

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設定タグ:歌い手 , センラ , 夕立   
作品ジャンル:恋愛
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ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 堕天使さん» ありがとうございます!! これからも頑張りますね!!! (2018年8月17日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - 続編おめでとうございます!これからも応援してまーす! (2018年8月17日 16時) (レス) id: 63256c4e02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハゲつるマン@19830617 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月17日 15時

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