親公認 ページ37
取り合えず、下にいるであろう二人に報告に行くために下のリビングに降りる
「おそかったわね...っては?!あんた目真っ赤じゃない!!こっち来なさい」
私は今回思ったより泣いてしまったので目が真っ赤になってしまっていた
それに気づいたマートルがトムを睨みながら私を自分の元へ引っ張て来た
母さんから水にぬらしたタオルを受け取り目を冷やす
「あんた何したのよ?」
「愛の告白だが?」
さらっと何事もないかのように言うトム
両親もいる前なのに怖いもの知らずか!!
マートルとネロ君は知っていたのだろう、少しいやそうな顔をしているが
両親は驚いた顔をしていた
「トム君、君がうちの娘を好きなのは知っていたが...。君は素直だね、両親がいる前で怖いとか思わなかったのかい?」
A「父さんがそれ聞く?」
「怖くないですよ。多少なりとは心配がありましたが...誰に何を言われたって、僕は彼女を諦めなんてしないですから」
サラッとまたこいつは!恥ずかしげもなく惚気るのやめてよ、わたしがはずかしい
顔を思わず両手で抑えると、今度は母さんが悲鳴に近い歓喜の声を上げた
「まぁまぁ!Aったら。そんなものまで貰ったのね!それにそれをつけてるってことは…承諾したの〜!」
何?何をもらったって...
と思って少し首を傾げるがすぐにその理由がわかった
私の左手の薬指についている指輪だ
あ、忘れてた
「お前...本当にリドル先輩を懐柔したな」
A「言い方、やめなさいよ。...恥ずかしい」
「ふふ、最初は気恥ずかしいかもしれないが、それはつけ続けておいてくれ。そのうち慣れるさ」
A「...外さないけどさ」
そういうと嬉しそうに微笑んで私の頭に軽くキスを落とした
A「だから!!手が早いの!母さんと父さんの前なのに...」
「いいじゃないか」
さっきからトムの私に向けるハートが多いし重い!!
本人はだいぶ上機嫌だけど
「トム君、うちの娘をよろしくね」
「もうこの年齢で旦那さんを見つけるだなんて、大したものね〜」
A「この!!のんき夫婦が!!」
「はい、お任せください」
そうこうしていたが流石に学校の消灯時間の点呼に間に合わないため早急に戻ってもらうことにした
一応戻れるように魔法をセットしていたのですぐに帰れるだろう
「ねぇA…あたし...」
帰る間際、マートルが何か言いたげだったが、結局何も言わずに帰っていった
トムは帰るのを最後まで渋っていたが、強制的に帰した
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました!全裸待機で応援しながら待ってます! (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2022年10月8日 14時