storia2-1 王女、縁談をする ページ10
「……良いな、A。相手は友好関係を結んでいる国の皇子だ。
呉々も失礼のないように。」
「……はい。お父様。」
良くねえわ。
だって今日開始のイベントできないんだよ!?
大好きなイベントだったのに……。
ちなみに昨日は司達に見つからずに帰れました。
まじ死ぬかと思ったわ。
「あとは朱桜、頼んだぞ。」
ちょ、私を一人にするなクソ親父!
「A様、準備は宜しいですか?」
宜しくない。
でも、
「……うん。」
今はこう答えるしかない。
司が頷き、ドアを開ける。
「失礼いたします。」
中に居たのは、白髪の、男の人。
「えーと、はじめまして。プルーマ帝国第一皇子、天祥院英智です。」
「あっ、フィオーレ王国第一王女Aです。本日はお越しいただき、感謝致します。」
うわー。
いかにもお坊ちゃんって感じ。
「こちらこそ。宜しくお願い致します。」
そう言うとイケメンはにっこり笑った。
……。
で。何を話せば良いんだ。
おい司、助けろ。
そういう意味を込めて司を見ると、あいつお得意の頑張ってくださいポーズで返された。
畜生後で覚えておれ
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*神*威* - とても面白いです!王国パロいいですよね(*^ー^)ノ♪これからも応援しています! (2017年10月9日 23時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
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