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きゅう。 ページ10

Side-カラ松





ガダッ
「いっ...!」




突如、奥の部屋から物音とAの声が聞こえた。





「!A!!どうかしたのか?」





「あ。..いや。なんでも__」





ポタッ_

そう言ったAの細くて、綺麗な指からは紅い血が滴り落ちた。





「!切ったのか。ちょっと待ってろ」





今此処に、治療出来るものなんてないし、...ワイシャツで、応急措置をとるか。
そう思い、ビリッと勢いよく引き裂く。




「A、見せてみろ_」





そう言って手を伸ばそうとした時__


パチンッ
「いい、自分で出来る」






Aに手を叩かれた。






「A。お前は今、怪我をしてるんだ。黙って手当てされてろ」






「...ッ」





普段、あまり強く言わないからか、Aは素直に指を出してくれた。

少し言い方がきつかったか。と反省をするが、怪我をしたとなれば話は別だ。






「なにで切ったんだ?」





「..棚にガラス瓶があるのを知らなくて触ったの」





「そうか、今日のところはこれで終わりにしよう。









よし、終わったぞ。あとは帰ってから消毒な」





「...うん、ありがと(ボソッ」





「ん?」





最後の方にAは何か言ったが、聞き取れずに聞き返すと、なんでもない。とだけ帰ってきた。








.

.

.


心なしか、少しAが機嫌が良いように思えた。



この場を設けてくれたチョロ松に、後で礼を言っておくか。

じゅう。→←はち。



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あゆり。 - キャットアイさん» そういうコメント頂けると、やる気出ます!ありがとうございます! (2018年4月2日 12時) (レス) id: 07521c051f (このIDを非表示/違反報告)
キャットアイ - まじでこの小説好きです!ほんと応援してます!これから頑張ってください! (2018年4月2日 1時) (レス) id: f8b685c06b (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。 - 黒死蝶さん» こちらこそありがとうございます( ´ ▽ ` )そう言って頂けるなんて..嬉しいです(泣) (2018年3月21日 10時) (レス) id: 07521c051f (このIDを非表示/違反報告)
黒死蝶(プロフ) - あゆり。さん» 使っていただいてありがとうございます!夢主とカラ松の距離感大好きです!更新頑張ってください! (2018年3月19日 15時) (レス) id: f1e2b84095 (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。 - 黒死蝶さん» ネタの提案ありがとうございます( ; ; )早速書かせてもらいますね! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 07521c051f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あゆり。 | 作成日時:2018年1月30日 22時

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