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第1話 ページ3

目が覚めたのは、明るい陽射しがウザいくらいに差し込んでくる時間帯だった。
起き上がるのはめんどくさい。
でも眠れそうもない。
しょうがなく私は起き上がって、リビングへ向かう。
家はそこそこ広い割にガラリとしていて、私とペットの猫以外生き物はいなかった。
母は仕事、姉は学校だろう。

「はぁ……」

溜め息を吐きながらキッチンに入り、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。
コップに少し注いで一口飲むと、乾いていた喉が潤った。

まだ少しボケている頭を整理しよう。

今日は金曜日。
普通なら学校だけど、めんどうだから行かない。
ていうか、もう2時過ぎだし授業ほぼ無いに等しいだろ。
留年は……多分しない。多分。
ギリギリしないくらいには学校行ってるし、定期テストは毎回受けてるから大丈夫だと思う。
もう一度言うけど、学校は行かない。
でもこの暇を何で潰そうか。

去年教習所通って取った免許と、同じく去年買った400ccのバイクがある。
今月は全然出掛けてないからおこずかいも結構ある。

ツーリングでもしようか?

そういえば、まだ通ってない道路がある。
夜はライトアップされて綺麗らしい。
高速乗って、途中で降りてどっかで早めの夕食食って、そっからその道路向かえば丁度良いだろう。

「……準備するか」

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作者名: | 作成日時:2015年2月27日 16時

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