p23. 俺氏、ヘタレ野郎に物申す 4/4 ページ25
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2人の空気が和らいだのを見計らって俺達も大槻の所へ行く。
そして謝罪の言葉を口にした俺達に驚きながらも、彼女は大丈夫です！と気丈に笑って答えた。
「ていうか、ウチもう白金先生に退部届提出しちゃったんやけど…」
「それなら問題ないわよ。監督、まだ退部届を正式に受理してないんですって」
良かったわねAちゃん。と実渕がウィンクしたので、俺も「良かったな赤司」とウィンクしたら心底気持ちの悪いモノを見るかのような蔑みの表情で「死ね」と言われた。非常に解せない。
「取りあえず一件落着だなっ！赤司っ！」
「ああ。お前達には迷惑をかけたな」
「ほんまにすいませんでした…」
「いいのよ〜！けど、さすがに今回はちょっと心配しちゃったわ」
「まー、これからはケンカは程々にしろってことだ、赤司」
「…何故僕にだけ言うんだ」
「当り前だろ。お前がいつも大槻を怒らせてんだろうが」
不服そうに顔を顰める赤司に、「ちょっと来い」と大槻から少し離れた所に連れ立つ。
全く、今回のことを何も学習していないこのお坊ちゃんに少し説教を兼ねて諭してやった。
「あのな、そもそも今回、お前がもう少し大槻に対する態度を抑えてやればこんな事にはならなかったはずだ」
赤司は大槻に対してのみ、気安く着飾らない物言いをする。それは、それだけ赤司が大槻に心を許しているからに他ならない。
しかしだ。今回の騒動は、その心を開いた言動が引き起こした結果だ。つまり、このままヤツが態度を改めなければ同じ様なケンカがまた起こる。
「お前が本当に大槻を好きだってんなら、もっと大槻を気遣ってやるべきじゃねえの？今回は何とかなったが、今度はマジで嫌われても知らねえからな」
「…」
「ま、良く考えるんだな。お前が嫌われようが振られようが、俺には関係ない話だが。寧ろせせら笑ってやるよ」
もしそうなったら盛大なメシウマだな。リア充は滅ぶに限る。
しかし、これで少しは懲りてくれるといいんだがな。いつもの小競り合いをするには構わないが、盛大なすれ違いをしてこんな風に練習にならないなんて、非常に迷惑極まりない。
やれやれと、手のかかる後輩共を眺めながら、俺は一人ため息を吐いていた。
「千尋」
「何だよ」
「…ありがとう」
「お前から礼を言われるとは思ってなかった。鳥肌と寒気が止まらないんだが」
「お前こそ僕に対する態度を改める気はないのかな。ないんだな？ええオイ？」
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夢主ちゃんと赤司を密着させてみたin箱【イラスト】→←p22. 俺氏、ヘタレ野郎に物申す 3/4
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かばん - 番外編の『ナニは入ってません』でクソワロタンバリンシャンシャンw (2019年7月1日 18時) (
レス) id: bbcce8e0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ししざ(プロフ) - 更新プリーズ (2019年6月4日 19時) (レス) id: f750d8e997 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - めっちゃ面白いです！笑いが止まりません！続き楽しみにしてます！ (2019年3月22日 21時) (レス) id: a6be0e3a0d (このIDを非表示/違反報告)
松村ﾕﾉ(プロフ) - 赤司のキャラ崩壊っていつ見ても笑い疲れる() (2018年5月6日 15時) (レス) id: 645b0b4b0b (このIDを非表示/違反報告)
れもん - チート赤司様があわててるとこがギャップでかわああですね (2018年4月2日 17時) (レス) id: 4b5f57253f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：縁樹
| 作成日時：2014年12月5日 19時
