p21. 俺氏、ヘタレ野郎に物申す 2/4 ページ23
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意気揚々と学校を出たのは良いんだが、Aの家に近付くにつれ、だんだんと赤司が挙動不審になっていっててなんかワロタ。
葉山が「飼い主に叱られた犬みたい！」と言ったら実渕と根武谷が同時に葉山の頭をｽﾊﾟｧｧﾝと引っ叩いた。赤司には聞こえていなかった…というか、それどころじゃなかったらしい。(仲直り出来なかったら、話もしてもらえなかったらどうしようとマイナス思考に陥っていたようだ。ヘタレ乙)
そうこうしているうちに大槻家に到着。一応当事者問題なので、俺達は少し離れた所から2人を見守る事に。
が、赤司がインターホンに手を伸ばしては引っ込め、また伸ばしては引っ込め…というのを3分程繰り返していい加減じれったくなったので、俺の影の薄さを利用しヤツの背後からインターホンを鳴らしてやった。
「ﾋﾟﾝﾎﾟ━━━━m9(ﾟ∀ﾟ)━━━━ﾝ!!」
「( Д ) ﾟ ﾟ」
「じゃあ後は精々頑張れよ」
「待て待て待て待て、僕を置いていくのか」
「はあ？元はと言えばお前が原因だろうが。お前がなんとかしろ、以上。」
「オイコラ待たんかｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！！！！！」
『…はい、どちら様？』
「ﾋｮｴｯ、あ、あの、突然お邪魔してすみません。洛山高校バスケットボール部主将の赤司と申します」
大槻の母親だと思われる女性の声がインターホン越しに聞こえた。
赤司が対応している隙に実渕達の元へ戻り、待機する。
『バスケ部言うたら…Aのお友達？』
「…ええ。あの、少しAさんとお話ししたい事があるのですが…」
『悪いんやけど、Aは今しんどくて寝てるんよ』
「お時間は取らせません。ほんの少しだけで良いんです、Aさんに会えませんか？」
「お願いします」と赤司が言った後、大槻母は少し待つようにと言って一度インターホンを切った。
赤司がそわそわしているのが遠目から見てもよく分かる。心中穏やかではなさそうだ。家の周りをきょろきょろ見渡し、指先を弄り、偶に助けを求めるような眼差しをこちらに向けたりとなんとも忙しない。
葉山が「初めて余所ん家に遊びに行ってどうしたらいいかわからない犬みたい！」と言ったら実渕と根武谷が同時に葉山の頭をｽﾊﾟｧｧﾝと引っ叩いた。そして赤司には聞こえていなかった。
それからしばらくした後、ガチャリと玄関のドアが開く音がして、俺達は一斉に音の方向へ目を向ける。扉を開けて出て来たのは、大槻だった。
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p22. 俺氏、ヘタレ野郎に物申す 3/4→←p_Another2. だって、わからへん
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かばん - 番外編の『ナニは入ってません』でクソワロタンバリンシャンシャンw (2019年7月1日 18時) (
レス) id: bbcce8e0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ししざ(プロフ) - 更新プリーズ (2019年6月4日 19時) (レス) id: f750d8e997 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - めっちゃ面白いです！笑いが止まりません！続き楽しみにしてます！ (2019年3月22日 21時) (レス) id: a6be0e3a0d (このIDを非表示/違反報告)
松村ﾕﾉ(プロフ) - 赤司のキャラ崩壊っていつ見ても笑い疲れる() (2018年5月6日 15時) (レス) id: 645b0b4b0b (このIDを非表示/違反報告)
れもん - チート赤司様があわててるとこがギャップでかわああですね (2018年4月2日 17時) (レス) id: 4b5f57253f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：縁樹
| 作成日時：2014年12月5日 19時
