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「…銀自分の部屋を決めるか」
銀「分かった。A?どこの部屋が良い?」
『一番手前の部屋…』
「承知した。銀はどこが良い?」
銀「私は一番奥にしようかしら」
「では僕は真ん中だな」
「部屋も決まった。各自休め。」
カチャッ
自分の部屋に入ってみる
そこにあったのはシンプルなベッドと
棚。そして鏡だった。
『これだけあれば十分か。』
ボフッ
ベッドに倒れ込み深呼吸してみる
気付いた頃には夢の中だった。
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「A!何故貴様はこの様なこともできぬ!」
『お兄さん…』
「貴様はいつまで己の齢に甘えている?」
『お兄さん…』
「何故あの時あの男を殺さなかった!!」
『お兄さん!』
「死にたいとでも言うのか?」
私の声は聴こえてくるいないの?
「いつまで僕と銀の食を奪って食べるつもりだ!」
『ッ!御m「貴様が居ても仕事が増えるだけ食が減るだけだ!」』
『うっ…ふ…っ…ぁ…』
「Aが此処に来てから僕はどれだけ苦労したことか…何処かへ行ってくれ」
やめて
「帰って来ないでくれ。銀と二人だった時の方が幸せだった。」
やめて
「貴様は厄災だ…」
『あぁ…』
溢れる涙は止まることを知らない。
滝のように流れ出る
ぼやける視界の中
私に向けてお兄さんの羅生門が向って来るのが見えた
そして…
…
…
『ガハッ』
私の心臓をつらゆいた
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『はっ!はぁ…はぁ…はぁ』
『夢…?』
夢なら…
夢なら
『良いのに…』
コンコンコン
『!?』
銀「ご飯できたよ。おいで」
『はい。』
ガチャ
リビングに向かう
そこにはご飯を食べている兄がいた
私は尾根の横に座る
「銀うまい飯だな」
銀「ふふっ良かった」
「銀明日から訓練をすると太宰さんが言っていたが無理はするなよ」
銀「分かってますよ。兄さんの方こそ無理をしないでくださいね」
「あぁ」
また。まただ何時も会話に入れてくれない。
いつもお兄さんとお姉さんだけ。
さっきの夢は恐らくお兄さんが本当に思っていることなのだろう。
そう思えてきて苦しくなる
銀「A?お箸が進んで無いけど、体調悪い?中々話さないし…」
ドンッ!
机を叩く音が響いた
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夢幻泡影(プロフ) - コメントありがとうございます!かなり切ない話ですよね笑…感情移入?してくださり、嬉しい限りです! (2023年3月13日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - 初コメ失礼します!!切なすぎて涙がほお伝って入ってたそれも無意識に (2023年2月23日 22時) (レス) @page9 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ありがとうございます! (2022年12月28日 11時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - 読んでると切ないけど面白いですから (2022年12月27日 22時) (レス) @page37 id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます。私が気付けた箇所を一話から修正しました。この度は芥川の妹は。。を読んでくださりありがとうございます! (2022年12月27日 12時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2022年12月4日 21時