【文スト】芥川の妹は。。

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『それでは行きましょうか中也さん』


「おう！」


私が中也さんと呼んだからか満足したように笑う中也さん。


あぁ…どうして此の人は笑顔がこんなにもカッコいいのだろうか?


少し羨ましかった。


中也さんは私が持っていないものを沢山持っている。


美しさ。


強さ。


地位。


他も沢山ある。


そして何より、中也さんは…


……



お兄さんからの信頼を得ている。


隣に立って闘うことの出来る権利を持っている。


其れが一番羨ましかった。


最近私は、羨ましいことばかりだ。


私が余りにも何も持っていないから…。


中原「A何そんな暗ぇ顔してんだよ。せっかくの美人が台無しだぜ?」
　

『申し訳御座いません。それに私は美人なんかじゃ無いです。』


中原「あっそ」


中原「まぁ良い…さっさと行くぞ」


『はい。』



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カランカラン


オシャレなジャズが流れる店内。


暖色の照明がレトロ感をかもちだしている。


私は今、中也さんお気に入りのバーに来ている。


『今日は、酔わないでくださいね』


中原「なるべく気をつける…」


中原「マスターいつものくれ」


マスター「了解いたしました。」


マスター「所で中也さん横の彼女は…？」


中原「あぁ…芥川Aだよ。よく来てたろ？」


中原「髪色も目の色も急に替えやがったから俺も最初気が付かなかったんだよな〜」

マスター「Aさんですか…お久しぶりです」


『はい。お久しぶりですマスター。』


マスター「Aさんは何を…」


『私はサイダーでお願いします。』


マスター「了解致しました。」


さぁ始まる夜の宴…

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