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コトッコトッ


マスター「おまたせしました。」


『ありがとうございます。』


『所で中也さん。今日ここに私を呼んだ理由は?』


中原「手前の相談を聞いてやろうと思ってな!」


中原「何時も暗い顔ばっかしやがってよ。俺はAの笑顔が見てぇ…」


急に真剣な顔になる


中原「で、最近何があった?急に髪色も染め出してよ」
 

『……皆に言われるんです。彼奴、遊撃隊の芥川さんと黒蜥蜴の銀さんの妹なんだろ?あれホントか?…と』


中原「それがどうした?Aは芥川と銀の妹がだろうが」


『私は髪色も。目の色も違いました。ですから、唯の妄想だと私がただ一方的に言っているだけだと思われているんです。』


『それが嫌で、少しでもお兄さんとお姉さんに近づきたくて、髪を染め、コンタクトもしました。』


中原「なぁ……Aはそれでいいのかよ?一生そのままで居るつもりか?Aという存在が忘れられっちまうんだぜ?」


『はい。そのことについては理解しています。私はお兄さんとお姉さんの妹。その名が付いて居ることが嬉しいんです。』


『芥川Aは忘れられても、妹だと言うことは忘れられたくない。それにお兄さんお姉さんに近づきたい。』



中原「そうか。A、最近残業が多いみたいだが…どうした?」


『それはっ…』



中原「なんだぁ?言えねぇことなのか?」


『…』


中原「言え。幹部に隠し事なんてしない方が身のためだぜ。」



聞いたことの無いくらい低い声でそう告げられた


『実は…』


あぁ声が震える。


『実は、お兄さんにお姉さんに追いつきたいんだろ?なら沢山仕事をしなくちゃな?と言われ仕事を押し付けられてるだけです。』


『ホントにその通りなので私は…「A。いつもそうやって我慢してんのか?」』


『我慢してるわけでは…』


ダンッ!!!!!!


ビクッ!


「Aはいつまで自分に嘘をつくつもりだ!!!自分を傷付けることが美しいとでもそれに耐えている自分が強いとでも思ってんのか!!!?」


あぁ…


中也さんにまで見捨てられてしまうのだろうか


『中y(マスター)「中也さん少し酔い過ぎてるのではないでしょうか?」』


中原「あぁ…そうだなすまねぇA」


『いえ、平気です。なれてますから。』


Aは笑ってるつもりだろうが、


その表情は今にも泣いてしまいそうな苦しそうな顔をしていた。


もっと相談してくれてもいいのによ…

昔から強がりだAは
………

第2章  過去→←・



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夢幻泡影(プロフ) - コメントありがとうございます!かなり切ない話ですよね笑…感情移入?してくださり、嬉しい限りです! (2023年3月13日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - 初コメ失礼します!!切なすぎて涙がほお伝って入ってたそれも無意識に (2023年2月23日 22時) (レス) @page9 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ありがとうございます! (2022年12月28日 11時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - 読んでると切ないけど面白いですから (2022年12月27日 22時) (レス) @page37 id: 8933f39901 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます。私が気付けた箇所を一話から修正しました。この度は芥川の妹は。。を読んでくださりありがとうございます! (2022年12月27日 12時) (レス) id: c83ee7760b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2022年12月4日 21時

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