《ダイヤのA》二人は、仲良し。

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金「はぁあ…」



今日は、何故か授業に集中出来ない俺。
俺らしくねぇな………全く。



金「……」



つまんね。
東条に会いたい……。



金「は？今俺なんて…！？」



意味分かんねぇ！
何だよ"東条に会いたい"って！

くっそ……っ。変だな、今日の俺。



先「沢村、此処答えろ」



はっ、沢村が差されるとか、お終いだろ。
って言うか、教科書逆さまだし沢村……。



沢「つまり此処は"815251"っすね！」

先｢違う。金丸、答えろ｣

沢「そ、そんな事があるなんて馬鹿な！」



ざまぁねぇな、沢村。
……何て言える立場じゃねぇよ俺。



金「すみません……わ、解りません」

先「そうか。
…珍しいな。体調でも悪いのか？」

金「いや、大丈夫っす」



そう言って、椅子に座ると、沢村が心配そうな目で見てきた。……んだよ解らなくて悪ィか。



金「……東条のせいだ」



窓から見える、東条のクラスの奴等。
東条居ねぇかな、何て思いながら見渡す。



……あ、居た。



東「ナイスシュート！」



今は体育で、サッカーをやっているらしい。
結構やるな、東条……。



金「どうせまた、も○クロパワーだろ」



前、『もも○ロの曲思い出すと復活する！』
とか言ってた事を思い出した。

今日の朝も、早起きして○もクロの曲を
聞いてたしな。そんなに好きなのか？



金「って、俺何見てんだし…」



東条の事見すぎだろ、俺。
目で追ってるとか……ストーカーだろ、俺。

変態かよ……っ、俺。



金「だーっ！もう何だよコレ！」



授業中だと言う事をすっかり忘れていた俺は、
普通に叫んでしまった。

皆の視線は、俺に集まってくる。



金「す、すみません……。
ちょっと保健室に……」



先生は、ポカーンと口を開けながら、
手でどうぞ、と言う合図を出す。



廊下に出て、俺は溜め息を吐いた。



金「俺…馬鹿かよ」



なんて呟いて、保健室へと向かった。

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