【あんスタ】自由人 (ページ33)

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さんじゅういちページ33

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『はい、そこ！ゆうた！
びみょ〜にステップずれてる！！』

『はーいひなた〜
ちょいちょい変顔してくんのやめよーね』

あ、プロデュースなうです
どうですか？プロデューサーっぽくね？ちょっとだけ

2人とはすぐ仲良くなれた

全く性格は違う2人だけど
お互いがお互いのことをすごく大切に思ってるってのが話してて伝わってくるから
なんか双子っていいなって思うよね、うん

で、今練習してる曲

えっとー、シュガーなんちゃら方程式？って曲
なんかよくわからんけど
Knightsに聞かせてもらったバラードとは違ってポップ(？)な曲。すごくいいと思う

んだけど

『ひなたー！そこ手逆！』

『ゆうた！ワンテンポ早い！』

とまぁこんな感じでなかなか合わない

それを合わすための練習だから何の問題も無いんだけどね、

がんばれ、2人とも

てかまって、私今日さ
2つのグループやらなきゃなんだよね？

やべ、忘れてた

ーーーー

(ちょ！離脱離脱！
紅月んとこ行かなきゃ！！)

(え〜！もうちょっと居てよ〜！)

(仕方ないだろアニキ！
頑張って下さいね！！！)

(ごめんね！ありがと！！)

ダッシュで来ました柔道場

ーーガラガラッ

『遅れてすいません！！』

と謝りながら入ったものの

〜♪

『うわぁすごい』

柔道場では和風っぽい曲を踊っている
はすみんと颯馬くんと見たことがない赤髪の男の人。あれが鬼龍紅郎さんだと思われる

てかやばくね？上手くね？これレッスンいるの？思わず声でちゃったよ？すごいって言っちゃったよ？？

そんな感じで入口で固まってる私に気づいた鬼龍紅郎さんだと思われる人が踊りをやめてこっちへ来る

｢ん？どうした？誰かに用事か？｣

うおっと、こんなこと言っちゃ失礼だけど
見た目に似合わずなんかめっちゃ優しい口調なんだけどしかも私に合わせて屈んでくれてるしなんだこれかっこいいな

ってんなこと考えてる場合じゃない

『えっと、プロデュース科に移動した斬島Aです！よろしくお願いします！！』

鬼龍さんの謎の威圧にやられて何故か大声で自己紹介してしまった

やっちまったぜこりゃ

と後悔をしていた私

｢ははっ、元気がいい嬢ちゃんだな
俺は鬼龍紅郎だ。こちらこそよろしく頼む｣

笑顔の鬼龍さん

まって叫ばせて

お父さぁぁぁぁぁぁん！！！！

なにこのお父さん感！パパって呼ぶわもう
いや実際呼べないけど！