56 面倒な話 ページ6
ジニョン side
早朝、
Sunny cafe店内
ＪＮ「あぁ、旨い。」
いつものカウンター席で、
おじいちゃんが淹れた、いつものブレンドコーヒーを味わう僕。
その隣で、
わざとらしく、何度も深いため息ばかりをつくマンネ。
ＹＧ「ふぅー、ハァー。」
これが、構って欲しいの合図だってこと、
分かってるけどわざとスルー。
ＹＧ「ハァー、ふうー、ハァー、ハァ〜。」
ＪＮ「コーヒーがまずくなるだろ？
さっきから一体なんだ？」
ＹＧ「どうしたら、
ユギョムの目線の先には、
ゆうの横で一生懸命メモを取るAさんの姿。
ＹＧ「昨日、告白したんだ。」
ＪＮ「は？」
ＹＧ「気付いてたでしょ？僕が本気でAさんを狙ってるって。」
ＪＮ「ま、まぁ。」
ＹＧ「一目惚れしちゃったんだ。
だから僕の想いが早くAさんに伝わればいいなって。
でも少しやり過ぎちゃったの。
それが運悪くジェボミヒョンの耳に入って、謝れー！って大騒ぎになっちゃってさ。」
ＪＮ「ははは。」
ＹＧ「でも、謝るついでにもしここで告白したらどーなっちゃう？って、ふと思っちゃって。
で、ホントに告白して見事に撃沈。」
ＪＮ「だよな。」
ＹＧ「心のどっかで、僕は今をときめくＧＯＴ７だって、
しょっちゅう女の子に好きって告白されるし、だから、こんな僕の告白をAさんが断るワケないって、ハァ。」
ＪＮ「アホだな、付き合いきれんわ。」
ＹＧ「もう、そんな事言わないでよぉー。」
わざと僕との距離を詰めて座り直し、
無駄にスキンシップをとり始める可愛い弟。
ＪＮ「気持ち悪い、寄ってくんなって(笑)。」
そう言いながらも、
実はこうやって相談されてることに嬉しさを感じちゃってるどーしようもない僕。
ＹＧ「でも、僕のことは嫌いじゃないみたい(笑)。」
僕の耳元で、
コショコショ囁くユギョム。
ＹＧ「今は仕事の事で余裕がなくて恋愛どころじゃないからって。」
ＪＮ「若いのにしっかりしてんだな。」
ＹＧ「でしょ(笑)？
だから、余計に手に入れたくなっちゃうんだよ。」
ＪＮ「ハァ、こりゃ一緒に住むのは問題アリだな。
ゆうにすぐ相談しよ。」
ＹＧ「あー違う違う、そうじゃない。
だから、あのね(笑)。」
どうやら僕は、
面倒なことに足を突っ込んでしまったようで…。
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2019年11月25日 20時
