55 別れた理由 ページ5
ゆう「その通り！って言いたいところだけど…、
ま、ユギョムくんもユギョムくんだしね(笑)。」
ＭＧ「だろ？
別れた原因は俺だって、事あるごとにアイツらに責められるけどよ、
もう子供じゃねぇんだし、他の奴らみたいに上手くやれば良かっただけだろ？
なのにアイツ、バレたらみんなに迷惑かかるからって速攻で女と別れやがって…。
ったく、なんでそーなるんだよ？」
ゆう「そーゆー、変に生真面目なところがユギョムくんじゃない？
てか、そんなにユギョムくんのことを気にかけてるなら、最後までちゃんと面倒見てあげなきゃ。」
ＭＧ「は？今さら、そんな結果論を言われてもな。
しょっちゅう女の子には言い寄られてるみたいだが、恋愛するのはイマイチ消極的というか…。
掴み所のねぇフワフワした性格のユギョムには、絶対にしっかり者の彼女がいた方がいいんだけどな。」
へぇー、そうなんだ。
なんか意外。
ＭＧ「で、Aさんはどうなの？」
A「は？」
ＭＧ「いるのいないの(笑)？」
A「もちろんいませんけど、それが何か？
ってかどうして私とユギョムくんがくっ付かなきゃいけないんです？」
ＭＧ「いや、俺はまだ何も…。」
A「そんなこと言われなくっても、分かりますよ！
今日からここ(Sunny cafe)で心機一転頑張ろうって、超やる気で意気込んでいるのに、
どうして今会ったばかりのマネージャーさんにまで、ユギョムくんを(彼氏に)どうかって言われなきゃいけないんです？
そんなつまんない事を考えてる暇があるなら、ここで油を売ってないで、もっともっとお仕事に打ち込んだらどうですか？」
ＭＧ「えっ？いや、あの…。」
私の一言で、
一瞬で固まったマネージャーさん。
し、しまった。
私ったらなんて失礼なことを…。
爺「ぶぁっはっはー。
あぁ確かに、Aさんの言う通り。
(マネージャーさんに対して)さ、とっとと帰った帰った(笑)。」
ＭＧ「そ、そりゃねぇーよ。」
ゆう「ね、分かったでしょ？
Aさんはね、そこら辺にいる女の子とはワケが違うの。
恋愛するとかしないとか、今はまだそんなことを考えてる余裕なんてあるワケないんだから、Aさんの前で暫くこの話はしないでね。
ねぇ、分かった？」
ＭＧ「お、おう。」
ゆう「さ、あっちいこ(笑)。
今から、みんなの朝御飯の準備するから手伝って。」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2019年11月25日 20時
