３０、伝わってない ページ30
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やっと言ったと思うと、ずっと黙ってた守沢が言う。
｢妹じゃないとすると、どういう関係なんだ？｣
｢えーとなんと言いますか、お兄ちゃんのお父さんの兄弟の｣
｢あー従姉妹だね！何を言い出すかと思ったら｣
｢あれ？なんか思ってた反応と違う……｣
予想外だったのか、思い切り肩の力を抜く。
俺は俺で、変な反応なくて良かったとホッとした。
｢むぅ……、お兄ちゃんバラしたでしょ｣
そう言って軽く頬を膨らませ、俺に抗議してくる。
しかし俺は『いとこ』のことには全く触れてない。
バレた時の『俺』の話を適当にしたまでだ。
｢大体、お前が勝手に『妹』の位置を取ったんだろ｣
｢だって妹って聞いてくっそ性格の悪い人、想像する？｣
｢そりゃしないかもしれないけど……｣
イメージって大事なんだよ〜？って煽ってくる。
俺としてはお前の第一印象最悪だけどな。
いとこに第一印象とかあるのかは知らないけど。
｢じゃあ逆に聞くけど、いとこってイメージ悪いか？｣
｢悪いイメージしかないよ！
悪さして兄貴困らせたり、人騙して遊んだりね！｣
｢わかった、お前だな？お前のこと言ってるんだよな？｣
全国の『いとこ』という存在に謝ってこい。
そしてそろそろ疲れきって頭が痛い。
って言うかまずこいつ帰んねぇかな。
｢ねぇ、俺たち放置でいつまで喋ってるつもり？｣
放置されたことに腹を立てる瀬名が言う。
確かにここにいる全員サボりになってる。
｢怒られたらあんたのせいだから｣
｢俺に回すな、元はと言えばこいつが｣
そういれば、奴はあっけらかんと言う。
｢いいんじゃない？サボっちゃえサボっちゃえ！｣
｢あのねぇ……、部外者が適当なこと言わないでくれる？！｣
楽しそうになこいつに、容赦ない瀬名。
流石にグダグダしてきたし、もうこの流れいいだろ。
｢俺は妹ちゃんと一緒なら堂々とサボるよ！｣
｢だから『妹ちゃん』じゃないっすよ
そのクソみたいな設定飽きたのでやめてください｣
さっきまでそのふりしてた癖に。
怒りに任せて頬をつねると、半泣きで
｢いひゃひゃ！｣と馬鹿みたいな反応。
｢ってこらこら、いくら従姉妹でも女の子にそんな扱い……｣
｢あ？何言ってんだ？こいつ男だぞ？｣
｢あぁ、そうなんだ、ならいいか……｣
静寂。からの驚愕の声。
それを先導切って言ったのが羽風。
｢この子、おと、男？！｣
｢うみー！離してお兄ちゃん！｣
｢……俺１回身投げしてきていい？｣
｢いとこはいとこでも『従兄弟』だったとは……｣
｢……俺もう何も信じない｣
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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nekosugi - 色んな作品楽しみにしてます！！ (2018年3月29日 18時) (
レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 是非！よろしくお願いします！ (2018年3月28日 1時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 私もせなくん好きですよ！もしよかったら友達になりませんか？ (2018年3月21日 21時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 私は元真緒くんでしたけど、今は瀬名くんです！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 莉緒さんは、あんスタで誰が好きですか？ (2018年3月3日 15時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
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