１１、お昼の遊戯 ページ11
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四限目終了のチャイムが鳴る。
号令が終わり、財布と携帯だけ取って立ち上がった。
俺が学校で一番好きなのは昼休みだ。
｢Aくん、お昼一緒にどう？｣
相も変わらず、羽風は上機嫌で俺の所に来る。
顔が変わんねぇ以上、ずっとこうな気がしてきた。
いつもだったら来んなとか言うんだろうけど
幸いにも昼休みだから機嫌がいいし、許してやる。
｢今日は食堂行こうと思ってる｣
｢そうなんだ、てっきり愛しの妹ちゃんのお弁当なんだと｣
｢あ〜、珍しく寝坊してたみたいだからな｣
｢しっかり者の妹ちゃんでもあるんだね｣
その『妹ちゃん』俺だけどな。
転入してきてすぐお弁当が可愛いとか言われて
咄嗟に『妹が作ってくれた』とか言っちまったしな。
いるのはガサツな姉貴だけだよ。
｢ていうか、Aくんの妹ちゃんなら超絶可愛い説あるよね……｣
｢突然なんだよ｣
｢今度さ、妹ちゃん紹介してくれない？｣
｢絶対いやだ｣
｢えー、何もしないからさ〜｣
嘘つけや、絶対何か企んでんだろうが。
鬱陶しいとでも言わんばかりに、羽風を睨んで思う。
とりあえず強引に話を変えようと、話題を振る。
そこから他愛ない話をして、食堂についた。
わんさか人が集まる中、羽風が突然声を上げる。
｢あっ！あんずちゃんだ！おーい！｣
羽風目線の先には、どうやらあんずがいる様子。
悪いが俺には全くわかんねぇ、目が良すぎんだろ。
それかあれか？センサーでもあんのか？
｢先輩方、こんにちは｣
｢うぉっ？！い、いつの間に｣
羽風センサーについて考えてると、近づいてきていたあんずに驚く。
茶色のツヤツヤした髪を靡かせ、小さく微笑む。
羽風がご執心なのが理解出来るほど、可愛い顔だ。
｢タンホポちゃんやっほ〜♪｣
｢どうも、水川先輩はお久しぶりですね｣
｢学年違うし、プロデュースもしてもらってねぇしな｣
そう言うと、あんずが目を見開いて謝ってくる。
まずった、悪いように伝わってしまった。
｢あー、Aくん泣かせた〜｣
｢違ぇし！そういう意味で言ってるわけじゃ……！｣
慌ててフォローするも、既に遅く
あんずは少し瞳を潤ませて、俺を見つめてる。
｢わ、悪かった、ごめんな｣
｢いえ……、私も少し思い出してしまって｣
そう言いながら、ぐっと涙をこらえるあんず。
人前で泣くやつじゃなかったのに、何かあったのか。
お詫びも兼ねて、話を聞く必要がありそうだ。
｢……じゃあ、一緒に飯食わねぇか？｣
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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nekosugi - 色んな作品楽しみにしてます！！ (2018年3月29日 18時) (
レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 是非！よろしくお願いします！ (2018年3月28日 1時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 私もせなくん好きですよ！もしよかったら友達になりませんか？ (2018年3月21日 21時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - nekosugiさん» 私は元真緒くんでしたけど、今は瀬名くんです！ (2018年3月3日 23時) (レス) id: a945d15bb6 (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 莉緒さんは、あんスタで誰が好きですか？ (2018年3月3日 15時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
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