無愛想96 ページ6
仁王から手紙を奪い取り、中を確認すると、惚れましたの一言が。
他にも2、3通開けるとA様最高です。胸を打たれた、好きです等々……。
貴『はぁぁ…頭痛い……。』
丸「おいおい、しっかりしろよ。」
仁「結果オーライじゃな。」
とりあえず、いつまでも下駄箱に居ても邪魔だし、さっさと手紙を拾って教室行きますか。
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「A様!先週のお叱り、私達ファンクラブは胸を打たれました!!」
貴『は、はぁ……。』
「私達、これからもこの先もA様を応援させていただきます!!」
貴『あ、ありがとう……?』
教室に入った途端、女子の大群が押し寄せてくる押し寄せてくる。
何で私みたいなのにファンクラブが出来るのか不思議で仕方ないね。
美「A様!私が居ない間に申し訳ございませんでした!」
貴『う、ううん、これからも大変だろうけど頑張ってね。』
なるべく優しく笑いかけると、顔を真っ赤にして走り去ってしまった。
自分の教室かな?と言うか人の顔見て逃げるなんて中々失礼……いや、私の顔が失礼なのか。
丸「はぁ……Aってたらしだよなぁ。」
仁「しかも天然ときた、厄介ぜよ。」
貴『うっわ、お前らにゃ言われたくねぇ。』
コイツらは知らないだろうけど、仕草1つ1つにうっとりする女子が大半なんだからな。
私はコイツらと接する前まで、ただ肘ついてるだけやんけとか思ってたし。てかこれからもそう思い続ける。((
貴『んま、とりあえず私の不安は消えた訳だ。これで安心してテストに挑めるね。』
仁「3位以内じゃろ、大丈夫なんか?」
貴『んふふー、こうなったら徹底的にやって1位狙ってやんよ!』
幸「へー、じゃあ1位にハードル上げようかな。」
………まさか、と思い後ろを振り返ると、案の定黒いオーラを出した我らのアイドル幸村坊っちゃんがいた。何で居るのさ。
幸「勿論、Aが心配でね。」
貴『読心術ェ……。』
「えぇ?!A様、幸村くんと付き合ってるの?!」
貴『え?!いや、そ、そんなわけ……』
仁「違う、俺と付き合っとる。」
「「「キャーッ!!」」」
ややこしくするんじゃねぇよ貴様ァァァ!!
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きなこもち - コメント、失礼します。とても、面白かったです!続きを楽しみにしています! (2022年2月4日 14時) (レス) @page32 id: 458b9d9bb0 (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - とっても面白くて一気読みしました!続きがあるなら読みたいです!お体に気をつけて。 (2021年3月12日 16時) (レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
冷奴(プロフ) - 衣菜さん» コメントありがとうございます、楽しそうな話とは…?????((どのやり取りも楽しかったヤツ)) コメ欄での会話はあまり好まれていないらしいので、Twitterの方で話しかけてもらえると幸いです〜!!!!!!! (2019年3月15日 0時) (レス) id: 2cbbb985e3 (このIDを非表示/違反報告)
衣菜 - 忘れてた…その話とは、コメ欄見てたら楽しそうな話してたからなのだ!続けて書いてしまってスミマセン (2019年3月14日 22時) (レス) id: 36057cc9d6 (このIDを非表示/違反報告)
衣菜 - ども衣菜です シクヨロ(*ゝω・*) その話ウチもまぜて〜!と言いたいが、止めとくだって×2…ナントナクナクナクナンテイエナイシ…てことで許して★(ο言ο) (2019年3月14日 22時) (レス) id: 36057cc9d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冷奴 | 作成日時:2018年5月3日 10時