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私にはすごく甘えてくる弟が何人かいる
その弟達の行動が黄瀬とかぶってるから
こう、なんていうんだろ
よしよししたくなる
ちらりと黄瀬の顔を盗み見をしてみると
ほんのり赤に染まっていた
…もしかして
「抱きついた事今さら思い出して恥ずかしくなってる?」
「!?」
バッと勢いよくこっちを振り向き
なんで!?って顔をする黄瀬
「べつにいつでも抱きついてくれていいよ?」
「は?」
________
練習試合が終わり、先輩との帰り道
いきなり爆弾が先輩の口から落とされた
「俺男っスよ?」
「え、知ってるよ?」
〜っ、そうじゃなくて!
「そういうの誰にでも言ってるんスか!?」
「いや、黄瀬にしか言ったことないよ〜」
…え?
先輩は言ったことの意味に気づいたのか
顔がだんだんと赤くなる
…かわいい
「ふふ、Aっち好きっす」
っあ、何ナチュラルに告ってんの自分…!
「冗談はいいよ〜」
…この人鈍感っスか!!
こうなったら、実力行使っス
「先輩」
「だから先輩じゃなくて」
言い切る前にその口を塞ぐ
相手もこっちが本気だと思ったのだろう
瞬間凍ったように動かなくなった
「お、俺本気っスから!!じゃ、じゃあ
帰りますさよならまた明日!!」
…くそ、最後キメれなかった
まあでも本気なのは伝わったみたいなんで
結果オーライっスかね?
________
なにあれ、なんなの、
なんか、腑に落ちないけど
ーーかっこいい、そう思ってしまった
(つかファーストキスさらっと奪われた)
いつ返事しよう
まあ会おうと思えばいつでも会えるか
朝練一緒に行ってるし、明日しよう
それまでに返事考えとくか
________
朝練の時、返事しようと思い呼んだのだが
なぜか回避された
そして放課後になった今、なんとか屋上に呼び出し
黄瀬が来るのを待ってる
深呼吸していると扉の開く音が聞こえた
「黄瀬、昨日の返事なんだけど…」
「振るならお手柔らかにお願いします…」
「え?」
目を瞑って下を向き手を握りしめる黄瀬
「はあ…振らないよ!!
私は!!黄瀬涼太の事!が好きです!!」
「ちょ、声大きいっス!!」
慌てて私の口を手で塞ごうとしてくる黄瀬を
逆に私が塞ぐ
ーーもちろん、私の口で
「これからよろしくね?」
*
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しーか(プロフ) - ミユさん» おおお、ありがとうございます…!!閲覧、コメありがとう…!!!よし、書きます← ほんとにありがとうございました!!続編、お楽しみに!笑 (2014年6月23日 16時) (レス) id: d8976303d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´ω`*)シリーズ読みたいです。森山先輩とか伊月先輩とか(//∇//)楽しみにしてます。 (2014年6月23日 1時) (レス) id: 1a71bcfade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーか | 作成日時:2014年5月11日 22時