緑間 1 ページ2
*
「…おっそい!」
現在午後6時30分、季節は冬
寒さにより体が凍ってしまいそうな中で
私はある人を待っていた
私、水代Aは緑間って変人に
惚れてしまっている
自分でもどこに惚れたのかわからない
なんとなく気がつくと目で追ってしまっているのだ
…自分自身、本当にあんな変人のどこが好きなのか
謎で仕方がない
なぜこんな寒い中待ってるのかと言うと
その緑間に告白しようとしているからである
遡ること数時間前
「この後時間ある?」
「部活があるのだよ」
「じゃあ終わったら校門来てね」
「あ、ちょ!…
最後の言葉は聞かないで逃げてきました←
というか部活終わる時間聞いとけばよかった…
と後悔しているとバスケ部員が体育館から出てきた
その中に緑間はいない
「高尾!緑間、どこにいるか知ってる?」
「お、Aちゃん!真ちゃんならまだ練習してるww
こんな時間まで何してんの?」
「おっけ、ありがと!んーちょっとね、んじゃ!」
「いーえいーえ!ww 告白、頑張って〜」
「!?なんっで、」
手をひらひらと振り、ニヤニヤしながら遠ざかっていく
…やっぱあいつあんま好きじゃない
_____________
キュッ、キュッ、バシュッ
( あぁ、かっこいいなあもう… )
体育館に行くと緑間は時間を気にせず
3Pの練習をしていた
私もその無駄のない動きに、時間を忘れて魅入っていた
「ふぅ…おっ、お前いつからそこに!?」
「え、いやあのなかなか来ないから
約束忘れてるのかなって思って、それであの」
「落ち着くのだよ、忘れてなどいない。
ただ練習に夢中になってただけなのだよ」
それ忘れてるって言うんだよ…!
心の中でだけつっこむ
「それで、用があるのだろう?なんなのだよ」
「ちょ、ちょっと待って、準備させて」
目を閉じて、深呼吸をする
…よし、いける
「どこに惚れたのか自分でもよくわかんないけど、
私、水代Aは緑間の事が好きなんです!」
なぜか勢いよくお辞儀しながら言った
…終わった、確実に終わってしまった
友達にすら戻れないかもしれない、怖い
ものすごい不安の塊に押しつぶされそうになる
が、いつまでたっても返事が返ってこない
何も言わない緑間にイラっとした私は
「人が頑張って告ったんだから返事くらいしろよ!」
下げていた頭を勢いよく上げそう言った
否、言葉は最後まで言えなかった
緑間が耳まで真っ赤にさせ
両手で顔を隠していたのだ
…隠し切れてないけど
*
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しーか(プロフ) - ミユさん» おおお、ありがとうございます…!!閲覧、コメありがとう…!!!よし、書きます← ほんとにありがとうございました!!続編、お楽しみに!笑 (2014年6月23日 16時) (レス) id: d8976303d4 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´ω`*)シリーズ読みたいです。森山先輩とか伊月先輩とか(//∇//)楽しみにしてます。 (2014年6月23日 1時) (レス) id: 1a71bcfade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーか | 作成日時:2014年5月11日 22時