優しい子 ページ46
【クロッカスガーデン夜の街】
主「.............。」
Aはあれから自分のお気に入りの橋のところにいた。涙は止まった。というよりは枯れた。1人空を見上げた。
主「.......ﾊﾊｯ.......今日泣いてばっかだな.......。」
Aはずっとスティングのことを考えていた。自分の甘さでスティングを傷つけた。だから、謝りたい。でも、自分はスティングに会えない。会う資格がない。どう謝ったらいいかもわからない。そんな事が頭の中グルグルグルグルしていると聞き覚えのある落ち着く声がした。
それはAの相棒ランだった。いなくなった、Aを探しに来たのだ。
ﾗﾝ「いたっ！どこいってたのかと思った。スティングに聞いても何も言わないんだもん。」
Aはスティングという言葉に一瞬ドキリとしたがランに謝った。
主「ごめん。ラン」
ﾗﾝ「.......なにかあったの？」
主「ケンカした。」
ランは驚かなかった。というか、やはりそうかと思った。Aが“誰と”なんて言わなくてもわかる。あの子自分が思ってるよりもずっとわかりやすいし、弱いし、優しい子なんだ
誰かのために泣けるのも怒れるのもこの子が優しいから。
だから、みんなこの子をほっとけない。だって、薄氷のように触れたら簡単に壊れちゃいそうで、繊細で危なかっしい子だから。それでいて、無茶をする。
誰かのために簡単に命かけちゃう子だから。
アンタは大事なものの為にしか涙はながさない。
さっき顔みた時思ったわ。ずっと泣いてたんだって。
A.......自分が思ってるよりもずっとアンタスティングのことが大好きなのよ。
でも、これは自分で気づかないとダメだから。
ラン はAを見つめる。
主「えっなに？……なんでそんな見つめるの……恥ずかしいじゃん////」
Aは恥ずかしくなって顔を背ける。
何この子！？！？可愛すぎるよ……
こんな可愛い子スティングには勿体なさすぎるわ…………
そんな思いを押し殺してランは告げる。
ﾗﾝ「ていうかA二日連続で集会でないのはさすがに怒られるよ」
主「……そんなこと…どうでもいい」
ﾗﾝ「はァ……言うと思った。」
ランはさすがといった顔でAをみる。
だが、Aの顔色が急に変わった。
ﾗﾝ「どうしたの？」
主「あっ……」
『剣咬の虎をやめさせられました』
ﾗﾝ「えっちょ、！Aいきなり走り出してどうしたのよ！！」
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やえこ(プロフ) - すごく私好みの展開で最高でした！これからも更新頑張ってください！ (2019年10月15日 9時) (
レス) id: a42618d1a2 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！これからも更新頑張ってください！ (2019年7月18日 23時) (レス) id: 01408c4e23 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - すごくしっかりした内容で、とてもドキドキしながら読んでいます。更新頑張ってください！！ (2019年4月14日 0時) (レス) id: 8de9ffaf28 (このIDを非表示/違反報告)
コア！(プロフ) - 更新頑張ってください！スティング君愛してます！ (2017年4月8日 1時) (レス) id: f591da6890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいたけ | 作成日時：2017年3月18日 12時
