雪国の姫と白き王子の物語【スティング】

侵入者2 ページ29

ナツ「Aに用はねぇ！！」


主「.......お前は何でそんなに仲間仲間うるさい。仲間(ソラ)を殺したくせに...ソラを...ソラを返して...！？」


Aは怒りで我を忘れてしまった。
そのため普段は抑えてある魔力が剥き出しになる。


ｽﾃｨﾝｸﾞ「.......！？魔力がやべぇ(？Aの様子がおかしい？)」



主「お前はこれで消える！！スノードロップ...！」


ﾗﾝ「！？A！！！！それはダメよ！！殺さないんじゃなかったの！？！？」


ナツ「...！？(魔力が...！？)」









ｽｯ...



ﾗﾝ「！？」

ﾅﾂ「！？」



ｽﾃｨﾝｸﾞ「A...落ち着け...。ランが叫んでんだろ...」



主「あ.....スティ...ング...」


スティングはAを後ろから抱きしめた。

Aが落ち着いたと同時にナツはジエンマの元へと向かっていった。


ｼﾞｴﾝﾏ「Aは手を出すな。ウチにはいないタイプの小童よ。面白い。」


ﾅﾂ「うぉおおおおおお！！！」


ドッ


ｼﾞｴﾝﾏ「その程度...かっ...ゴフッ」


この戦い明らかにナツがおしていた。


ナツ「電炎竜の...撃鉄！！！！」


ドォン！！！！


主「.........」



ジエンマに当たったと思ったナツの攻撃はミネルバの技によって防がれてしまった。


ｼﾞｴﾝﾏ「ミネルバ！！？」



ﾐﾈﾙﾊﾞ「今宵の宴もこの辺でお開きにしまいか」


ﾅﾂ「ァ？」


ｼﾞｴﾝﾏ「ミネルバ貴様...勝手な事を」


ﾐﾈﾙﾊﾞ「もちろんこのまま続けていても父上が勝つであろうな。しかし世の中には体裁という言葉もあるものでな。攻めてきたのがそちらであったにせよ、ウチのマスターが大魔闘演武出場者を消したとあっては我々としても立つ瀬がない。父上も部下の手前少々熱が入り、引くに引けぬと見えた。どうだろう？ここは妾の顔を立ててはくれまいか？さすればこの子猫は無傷でそなたに返す事もできよう。」


ﾊｯﾋﾟｰ「ごめんナツ〜」


ﾅﾂ「ハッピー！！！くそっ」


ﾐﾈﾙﾊﾞ「部下が何人かやられてはいるが妾が今回の件不問に付してもよいと言っている。そなたに大人の対応を求めようぞ」


ﾅﾂ「〜〜〜〜〜！」


ナツが引いたことによりハッピーは解放されナツ達は帰って行った。


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