空座決戦編 10-1 徒花の真実 ページ48
あなたと生きる世界・空座決戦編 最終話
ーーー 徒花の真実 ーーー
「急げ！！仮面の軍勢の方々も救護詰所へとお運びしろ！！」
「早くしろ！涅隊長が転界結柱を起動させてしまうぞ！！」
青かった空も太陽が傾き、茜色の太陽がレプリカである空座町を照らす
「俺達は自分で歩くから大丈夫だ。」
「ウチらはええから、」
ひよ里を頼むわ。
リサの見つめるその視線の先、
卯ノ花の手によって治療を終えたひよ里が
未だ戻らぬ意識の中苦しそうに息をしていた
「っ、ありがとうございます！！」
名も知らぬ四番隊士が深々と頭を下げると
何名かの隊士が集まり、テキパキとひよ里を運ぶ手配を進める
あれよあれよと運ばれて行くひよ里にリサがそっと目を伏せた
「目が覚めたら四番隊舎だなんて、またアイツが騒ぎそうだな。」
「そうだね。」
騒がしく辺りを走り回る死神達の中、
ポツンと佇む仮面の軍勢達
「・・なんつーか、終わったんだよな。」
サングラスのその奥、揺れる瞳が遠くに一人佇む平子の背を見つめていた
彼らが復讐に囚われた百年が遂に終わった
結果として、死神代行・黒崎一護が自身の霊力と引き換えに藍染を倒し
浦原とAが鬼道に乗せて放った封印により
藍染と崩玉の力は縛られ、その封印架は
数刻前に瀞霊廷へと運ばれた
「っ、終わってねえだろ。」
拳を握りしめ、呟く拳西が表情を歪める
「あいつは、これからも生き続けるんだ。」
殺せねえから、と瀞霊廷の地下深くでな。
藍染が例えもう外に出れないとしても、
突如として奪われた当たり前の時間も、
居場所も、そして藍染達に奪われた信頼も地位も、
藍染を信じた死神への憎しみも
この百年間感じてきた葛藤も
決して消えるわけでは無い
煮え切らない思いでいるのは皆一緒だった
ザッ、と脚を進めるリサを皆の目が追う
「ちょっと真子んとこ行ってくるわ。」
「おう。」
じゃあ、先に行ってるぜ。
そう言って見慣れたセーラー服から視線を外し、
羅武が百年振りの穿界門へと足を向ける
その背に付いていくように、他の面々もバラバラと脚を動かした
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おもち(プロフ) - ううさん» 二週目ありがとうございます（ ; ; ）！現在最初の方から加筆修正中で読みにくい点もあると思いますがぜひいつでも読んでいってください。わたしもギン乱推しなので、二人の妹になりた過ぎてこうなりました笑これからもよろしくお願いします！ (2020年12月20日 0時) (
レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
うう - 全部読んで2周目です。ギン乱推しなのです最高です。ありがとうございます。もっと他の人にも読んで欲しい作品です。 (2020年12月20日 0時) (レス) id: bccb65748a (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - もももさん» 文字が多くて分からずらいとこが多かったですよね（ ; ; ）！読んでくださりありがとうございます！ (2020年9月6日 0時) (レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
ももも - ぶっ通しでしっかり読ませていただきました！！これはもうぶっ通しで読まなきゃいけないシーンですね！！(*´∀｀*) (2020年9月5日 22時) (レス) id: ce0dea41c8 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - もももさん» そう言っていただけて嬉しいです！ここのお話はどうしてもぶっ通しで読んでいただきたくて、遅くなってしまいました‥（ ; ; ） (2020年9月5日 19時) (レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2020年8月24日 21時
