空座決戦編 8-1 徒花の記憶 ページ35
徒花 ー あだばな ー
例え誰かが、そう呼んだとしても。
そのために生きて、そのために散るのなら
それでもいいと、思えたんだ。
あなたと生きる世界・空座決戦編8
ー ー 徒花の記憶 ー ー
「・・・大丈夫っスか。」
「じゃから誰にものを言うとるんじゃ！」
浦原の隣にいた夜一が無意識に触れていたその腕にAの瞳が歪む
目に追えぬスピードで動いた藍染の刀が
対イエロ用として作った強固な鉄甲の右腕の部分をいとも簡単に振り払ったのだ
先程左足を破壊された為残る鉄甲はあと二つ
いつ、どこに現れるかわからない藍染に
Aと平子がグッと足を踏み締める
白い仮面に覆われたその瞳は浦原へと注がれていた
「ーーー何を見てんスか。」
「君のことだ。心配するふりも作戦の内だろうと思って見ている。」
「警戒はしないんじゃなかったんスか？」
「警戒ではない。観察だよ。」
君は尸魂界に於いて、私の頭脳を超える唯一の存在だ。
「・・買い被り過ぎっスよ。」
今のアタシは只の‥
「しがない駄菓子屋っス。」
ーーー 破道の三十二 " 黄火閃 " ！！
浦原の刀から溢れる黄色い閃光を手を翳しただけの藍染が弾く
「三十番台の鬼道など何の意味も無い事は解っている筈だ。」
それを使うと言う事はーーーー
夜一が藍染の正面から飛び込む
鋭く伸びる夜一の腕を藍染の腕が受け止める
「・・そういう事だ。」
理解できていないのか？
君の打撃など何千打とうが私を倒す事などできはしない。
目の前で手刀を繰り出す夜一がニヤリと口元を歪めた
「 " 瞬閧 " ！！！」
「っ、」
その言葉に目を見開いた瞬間、背中にとてつもない衝撃が当たる
振り向いたその先にいたのは今目の前にいたはずの夜一
ーーーー逆か、
そう思いもう一度正面に目を向けるとそこにいたのは夜一ではなくAだった
ーーーーっ、逆ではない‥！
背後からもう一撃加えようとした夜一に気付き、藍染の手が背後へと伸びる
それを見逃さないAが手を翳し叫んだ
『破道の五十七 " 大地転踊 " ！！』
その解号と共に辺りの瓦礫が藍染目掛けて飛ぶ
瓦礫から逃れる様にAと夜一が背後へと跳び上がった刹那、浦原が藍染の背後へと飛び降りた
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おもち(プロフ) - ううさん» 二週目ありがとうございます（ ; ; ）！現在最初の方から加筆修正中で読みにくい点もあると思いますがぜひいつでも読んでいってください。わたしもギン乱推しなので、二人の妹になりた過ぎてこうなりました笑これからもよろしくお願いします！ (2020年12月20日 0時) (
レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
うう - 全部読んで2周目です。ギン乱推しなのです最高です。ありがとうございます。もっと他の人にも読んで欲しい作品です。 (2020年12月20日 0時) (レス) id: bccb65748a (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - もももさん» 文字が多くて分からずらいとこが多かったですよね（ ; ; ）！読んでくださりありがとうございます！ (2020年9月6日 0時) (レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
ももも - ぶっ通しでしっかり読ませていただきました！！これはもうぶっ通しで読まなきゃいけないシーンですね！！(*´∀｀*) (2020年9月5日 22時) (レス) id: ce0dea41c8 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - もももさん» そう言っていただけて嬉しいです！ここのお話はどうしてもぶっ通しで読んでいただきたくて、遅くなってしまいました‥（ ; ; ） (2020年9月5日 19時) (レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2020年8月24日 21時
