空座決戦編 7-2 ページ30
「まさしくこれは神なるものと
神ならざるものとの交わらざる地平を
ことごとく打ち崩す力だ！！」
そう叫び口元に笑みを浮かべる藍染
明らかに様子の変わった藍染に一護が顔を歪めた刹那、
その異形の肩を一筋の閃光が突き抜けた
目を見開く藍染の鋭い視線が背後へと伸びる
その視線が百年ぶりに彼を捕らえた
「浦原喜助・・・・・！！！」
「・・・お久しぶりっス。藍染サン。」
随分、珍しい格好っスね。
崩れ落ちた瓦礫の上から見下ろすその目は1ミリも揺らぐことなく、
異形の姿へと変わり始めた藍染を見つめる
「何事も、進化の途中とは醜いものだ。」
答える藍染の胸元に埋まっている崩玉が
グググ、と更に奥へと進もうとしている様子に
僅かに浦原の目が歪んだ
「・・誰も醜いなんて言っちゃいないっスよ。」
崩玉と、融合したんスね。
「" 融合 "では無い。」
" 従えた "と言って貰おうか。
ーー君が、御し切れなかった崩玉をね。
浦原を見つめる藍染の瞳に楽しげな色が浮かぶのを
彼は見逃さなかった
「御し切れなかった・・・確かにそうっス。」
当時はね。
「当時は？実に明解な負け惜しみだ。」
いや、それが負け惜しみかどうかすら
どちらでも良い事。
「既にーーー」
離れたところにいたはずの声が
すぐ側で聞こえたことに浦原の目が見開かれる
瞬きをする間もない程のスピードで、
藍染の握るその刃が浦原の胸元を突き刺した
「・・ぐ・・っ、」
「君は崩玉を御する機会を、永遠に失っているのだから。」
ーーーパァン！
「っ、！！！」
藍染が浦原へと微笑んだ刹那、突き刺したはずの浦原の身体が風船のように破裂した
見開かれた藍染の瞳には浦原は映らず、
その背にそっと手を当てた浦原が呟く
「" 六杖光牢 "」
解号と共に光の帯が藍染を貫いた
頭に過るのは過去にヤミーがウルキオラと共に現世へと降りた際に
浦原が使っていた携帯用義骸
「そういえばヤミーの戦闘記録にそんな道具が入っていたな。」
今更そんな小細工を使うまいと油断していたよ。
「それで、この程度の縛道で私を縛ってどうするつもりだ？」
目を細めた藍染が縛道を解こうとその腕にギギ、と力を込める
「この程度の縛道？」
ーーーどこ迄が、この程度っスか？
それを見逃さない浦原の瞳が一層鋭く光った
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おもち(プロフ) - ううさん» 二週目ありがとうございます（ ; ; ）！現在最初の方から加筆修正中で読みにくい点もあると思いますがぜひいつでも読んでいってください。わたしもギン乱推しなので、二人の妹になりた過ぎてこうなりました笑これからもよろしくお願いします！ (2020年12月20日 0時) (
レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
うう - 全部読んで2周目です。ギン乱推しなのです最高です。ありがとうございます。もっと他の人にも読んで欲しい作品です。 (2020年12月20日 0時) (レス) id: bccb65748a (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - もももさん» 文字が多くて分からずらいとこが多かったですよね（ ; ; ）！読んでくださりありがとうございます！ (2020年9月6日 0時) (レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
ももも - ぶっ通しでしっかり読ませていただきました！！これはもうぶっ通しで読まなきゃいけないシーンですね！！(*´∀｀*) (2020年9月5日 22時) (レス) id: ce0dea41c8 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - もももさん» そう言っていただけて嬉しいです！ここのお話はどうしてもぶっ通しで読んでいただきたくて、遅くなってしまいました‥（ ; ; ） (2020年9月5日 19時) (レス) id: 1513b391e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち | 作成日時：2020年8月24日 21時
