検索窓
今日:2 hit、昨日:42 hit、合計:78,904 hit

駄目妹と干物妹 ページ11

土間家


ガチャ



「さあ、どうぞ。」



「失礼します!」



玄関に案内されて、Aは中に入る。


そしてドアを閉めたうまるはAの隣に立った。




ひゅぱぁぁん!!



突然二人の体が縮み、身長40センチに!!?

ミニサイズにへと変化した。






「うまるきかぁぁぁぁん!!」


「おじゃましまぁぁぁぁす!!」





そのまま二人は靴を脱いで廊下を走ると、リビングに入った。




それぞれのお気に入りの装備を装着する。




オレンジハムスターの被り物を羽織るうまると、緑カエルのダボダボニットを着る、A。




その後二人は、ワイワイガヤガヤとコーラを片手にテレビゲームに夢中。






「うまるお姉ちゃん、高速三連打ち、すごい!」




「Aちゃんだって、同時三種打ちすごいよ!!」





それからもゲームと映画観賞、録画アニメと二人の世界は広がって行った。






______________________




二人のグータラな時間が過ぎ、そこへうまるの兄タイヘイが帰って来た。






「ただいま。


うまる、お客さんかな。」









「あっ、たいへいさん!

お邪魔してます!」





「ああ、Aちゃんか。

カエルでちょっと分からなかったよ。」




「もーお兄ちゃん、Aちゃんなんだから、すぐに分からなきゃ!」





そう言えば






ここで、Aはあることを思い出す。





今、何時?




部屋に掛けられている壁時計は、午後7時30分。




「やばい……」



Aは急いでバックの中の携帯を探す。





「Aちゃん、夜ご飯食べて行くかい?」





携帯がないことに気付いたAは、顔を真っ青にさせて首を振った。





「き、今日は……帰ります。」




「Aちゃん、それなら送るよ。」



うまるの申し出にAは首を振った。




「大丈夫だよ、うまるお姉ちゃん……」




涙を滝の様に流しながら、答えるA。





この後彼女は、自宅に着くまでに、家主を説得させる為の言い訳を考えるのに、必死だったのである。

駄目妹と父→←出来妹と美妹



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
90人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ちくわさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉を下さり、励みになります。悪の大罪シリーズについてですが、実は知らなくて、すいません……。「悪の娘』とかがあると名前だけは聞いたことがありますが、分からないです。おススメ作品ですか? (2018年6月1日 21時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 面白いです! 悪ノ大罪シリーズとか知ってたりしますか? (2018年6月1日 17時) (レス) id: ae2f86a54b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年2月18日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。