過去・追い払います。 ページ21
赤司「Aさん、あそこにいる人ずっとこっちを見てるんだけど知り合い？」
『え？』
赤司「ほらあの柱の影」
赤司くんが指差す方を見るとそこには、
『！！！？あ、東』
そう私のお世話係の東
『ちょっと東！なんでここにいるのよ？！』
東「昨夜A様が妙にハイテンションだったので気になって後をつけてまいりました！」
東は誇らしげに語った。
東は赤司くんを見るや否睨みつけた。
赤司くんは若干驚いた顔をしたけどすぐに戻った
『なに睨んでるのよ！いきなり失礼でしょ！！』
東「A様を誑かした奴」
東は小声でぶつぶつ言っているがもうそんなことは気にしないことにしよう！
『赤司くん！行こう！この人に関わるとろくなこと起きないから』
赤司「しかし、いいのかい？」
『いいのいいの！』
私は無視を決め込むことにした。
だがこいつも諦めの悪い男だ、食事をしてる時も服を見てる時も私たちから離れずピッタリとついてくる。
『(もうなんなのよ〜！折角赤司くんとお出かけなのに、よし！ここは撒くしかない！)赤司くん！走るよ！』
赤司「え？あ、ちょっ」
私は東を振り切る為に赤司くんの手を掴んで走り出した。もちろんその後を東は追いかけてくる。私にだって意地はあるのよ！！東になんて負けないわ！
漸く撒くことができた。私は1人満足感に浸っていた。
赤司「君以外と体力あるんだね」
『あ、あの！ご、ごめんなさい！いきなり走ったあげく無理矢理引っ張ってしまって、』
ここで私はあることに気づいた"引っ張って"？
ってことは私///
『ご、ごめんなさいー！！！』
私はその場で土下座した。
思い返せばなんて大胆なことをしてしまったんだ、引っ張るってことはその！手を握るってことではないかー！
赤司「ん？手のことかい？気にしていないよ」
なんて優しいのでしょう。
『あ、ありがとう』
赤司「彼を撒いたことだし次はどこに行くんだい？」
『え、えっとペットショップに、』
赤司「いいよ、じゃあ行こうか」
それから私達はペットショップへ行きかわいいわんことにゃんこに癒されました。
ここだけの話私は赤司くんは猫に似てるとおもう。
赤司「今日はありがとう。それからすまなかった」
『いえ！赤司くんのせいじゃないよ！私も今日はすごく楽しかった！こちらこそ変なことに巻き込んでごめんね？』
赤司「気にしていないよ、じゃあまた」
『うん！またね！」
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作者名：ゆう | 作成日時：2015年4月23日 2時
