105話 ページ5
．
side 野坂
その頃
河口湖スポーツセンターにも、強い雨が降っていた
野坂｢急に降ってきたね｣
『……は、い…』
ガッシャン！！！！
『ひ、、っ』
空に大きな稲光が走った瞬間、隣にいた葵ちゃんがちいさな悲鳴を上げた
野坂｢…葵ちゃん？｣
後ろに引っ張られる感覚がして、振り向くとカタカタと震える手で、葵ちゃんが僕のユニフォームの裾を握っていた
『ぁ、な、、、なんでも、、ないです！！！すみません』
スっと我に返り、掴んでいた手を離した瞬間
ガシャン！！！！！
『っ！！！』
再び大きな雷鳴が轟き、葵ちゃんは両手で耳を塞いでその場に座り込む
西蔭｢一星、、お前｣
野坂｢葵ちゃん、もしかして…雷が怖いの？｣
｢どうした？｣
｢葵、大丈夫か？｣
僕が背中をさすると、震えながらゆっくりと顔を上げた
『の、、さか、、さん…っ』
野坂｢…！｣
僕を見るその顔は真っ青で、綺麗な青い瞳からは大粒の涙を零していた
『！？、、の、、のさかさ…っ』
野坂｢一度宿舎に戻ろう、西蔭、傘さしてくれる？｣
西蔭｢はい｣
強引に葵ちゃんを横抱きにして、ジャージを膝にかける
野坂｢監督、少し抜けます｣
趙｢いいでしょう｣
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潮田 さとう(プロフ) - かなえさん» 嬉しいです！！ありがとうございます〜っ！！ (2019年12月26日 13時) (
レス) id: 5a6969804a (このIDを非表示/違反報告)
かなえ - 続きがすごく気になってたので嬉しいです！アイドルのメンバーの子達もすごく可愛いです！このお話が本当に大好きです！ (2019年12月26日 10時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：潮田 さとう
| 作成日時：2019年11月8日 1時
