第8話 ページ9
あれからまた月日が流れて
変わらない日常を送っていた
相変わらず弓道部の先輩たちからは
煙たがられてるけど、、
生徒「うわ、また1位だってよA組の本郷A」
生徒「弓道でも全国優勝して、勉強も1番ってヤバ」
廊下に掲載されている定期テストの結果
その中の上位20名の名前と合計点数が記されていた
そして、そのトップに君臨するのは春から変わらず
ゼロが2つ並ぶ最高得点である本郷Aの名前
…まぁ、当の本人はというと
貴方「北海道と比べて雪は降ってないけど、
冬はやっぱりどこも寒いなぁ、、((ズズッ」
稲実に入学して、というより東京に来て初めての冬
クラスの人とは多少会話する程度で友達は未だゼロ
廊下に掲載された順位表なんて目もくれず、
教室で1人鼻をすすっていたところ
平野「本郷さん、北海道の人なんだ?」
彼は同じクラスの平野くん
ちなみに、上記であった多少会話するクラスの人
貴方「うん、そうだよ」
平野「北海道に比べたら東京って暖かい?」
貴方「いやいや、冬はどこも寒いよホント」
平野「例年に比べて寒くなるって言ってたしね」
成宮「……」
2人の様子を教室の中から死角になる場所で
ジッと見ている成宮だが、その目は色々複雑そうで..
白河「…そんなに喋りたいなら教室の中入れば?」
カルロス「ほらほら、」
成宮「ちょ、、シーッ!!
これはただ、平野っちが本郷Aに
何か変なことされてないか監視してるだけだから!」
白河「…監視、ね」
はぁ、と冷めた視線を送る
成宮「みんな本郷Aに騙されてんだよ!
平野っちが次の被害者になるかもしれないじゃん!」
カルロス「またまた
成宮「ホントなんだって!」
白河「じゃあ、本郷の何か秘密でも握ってんの?」
成宮「それはもう、」
“ 大人しいと見せかけて、
実は携帯のアルバムの中身は目の写真ばっかだし、
部活の3年の先輩を見下す横暴な性格の持ち主で.. ”
成宮「…ッ」
喉まで来ているというのに肝心の口からは出てこない
もしかして、言うのを
あんな二重..いや、三重人格女のことなんて
全然、これっぽっちも思ってねーのに
なんでか分からないけど、、“ 言いたくなかった ”
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芋ケッピー(プロフ) - わわ!ありがとうございます!! そうですね…私自身もどう変化させようか悩んでます笑 (2019年6月2日 22時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
聖音美紅(プロフ) - 毎回読ませてもらっています。これからの主人公のと成宮鳴がどう関わってどう感情が変化していくのが楽しみですね!そして主人公の弓道部での先輩達との仲も気になってきます。続き楽しみにしてます! (2019年6月2日 20時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2019年5月25日 23時