第12話〜成宮side〜 ページ13
冬休みに入っても野球漬けの毎日
甲子園での仮を返せるなら苦ではなかった
成宮「はぁ、」
朝練前の走り込みを終えて一息をつくと
長い棒状のものが一列に連なっていた
剣道の竹刀よりも長く細い、弓道の弓だ
成宮「(そういや前の壮行会で
12月に大会とか言ってたっけ..)」
夏の大会が終わって全ての部活は代替わりをし、
野球部は雅さんがキャプテンになった
弓道部も例外ではない
入学後の部活紹介で新入生の前に立っていた
凛々しくてまさに武道の人って感じの人じゃなくて
大人しめの人が前に立ち、決意表明をしていた
その列の端っこにいた本郷Aは
ぼんやりとどこか遠くを見てたっけ、、
成宮「
……アイツだとなぁ、、」
弓道における正装といえる
制服とは違うせいか、やはり見慣れないものだったが
カメラを首から下げた写真部の部員と、
手帳に何かを記しながら歩く新聞部の部員を引き連れ
各々、身長をゆうに超えている弓を持って歩く光景は
どこか非日常的なものに思えた
同じクラスの弓道部に入ってる女子が言うには、
弓道の試合での応援は、
的に
矢が全部
野球の応援に比べたら静かなもの
…まぁ、どうせ新学期になれば
“ ○○大会 優勝 本郷A ”
っていう垂れ幕がかかってるんだろうよ
嫌味かマジで!!←
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芋ケッピー(プロフ) - わわ!ありがとうございます!! そうですね…私自身もどう変化させようか悩んでます笑 (2019年6月2日 22時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
聖音美紅(プロフ) - 毎回読ませてもらっています。これからの主人公のと成宮鳴がどう関わってどう感情が変化していくのが楽しみですね!そして主人公の弓道部での先輩達との仲も気になってきます。続き楽しみにしてます! (2019年6月2日 20時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2019年5月25日 23時