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Aside
ピピピピッ、ピピピピッ、
『…んん……、もう朝ぁ?』
部屋に鳴り響くアラームの音を聞きながら、重いまぶたを何とか開けたのは、この部屋の主。
『ふぁ〜、おはよう私。はぁ、今日も凛月くんが尊い……』
のそのそとベッドから起き上がったのは、この世の可愛いを全て詰め込んだような、見目麗しい美少女。
少女は、壁に貼ってある凛月くんのポスターに視線をやり、呪文のように言葉を発する。
朝起きてすぐに言うこの言葉。毎日欠かしたことはないらしい。
『さて、今日も仕事、頑張りますかぁ。』
ふあぁ、ふ♪と1つ欠伸をこぼしてから、少女は朝の準備に取り掛かった。
△▽
『絵心さん、アンリちゃんおはよう〜!』
帝「おはようAちゃん!」
絵「おはようAちゃん。」
萌「チッ、おはようAちゃん!」
少女が自動ドアを越えればそこには居るのは、いつも通りアンリちゃんとカップ焼きそば中毒者。
……と、自称ヒロイン。
『えーっと、確かそうだ萌奈ちゃん!おはよう!居たんだ!』
少女の記憶の海の中。奥深くに沈めた目の前の自称ヒロインの名前を、何とか思い出す。
帝「oh……w」
絵「……w」
萌「えー、酷いなAちゃん。萌奈ずっと居たよ〜?」
顔を歪め、今にも切れそうな自称ヒロインに、少女は手を顔の横で合わせて可愛らしくウィンクをしながら軽く謝る。
『あはっ、ごめんね!凛月くんに比べて存在感薄いから気づかなかった!』
なぁんて言えば、即座に泣き真似体勢に入る自称ヒロイン。
萌「グスッ、Aちゃん酷い……。」
この一連の流れはいったいこれで何回目だろうか。
ぼけーっ、と少女は考えるけれど、数え切れなかったので途中でやめた。
『よし、スポドリ作りに行ってきまーす』
少女は自称ヒロインを無視することにを決め、さっき通ってきたドアへ足を進める。
絵「あぁ、よろしく」
帝「ありがとね!」
『いえいえ。アンリちゃんのためなら!』
そう言えば、えへへ、と嬉しそうに笑う帝襟。
今日も可愛くてありがとうアンリちゃん。
なんて、1人心の中で少女は帝襟に感謝を伝える。
萌「萌奈も頑張る〜!!」
△▽
絵「ねぇアンリちゃん、あのぶりっ子クビにしちゃダメかな」
帝「我慢してください。私だってしたいけど、人員不足なんです!」
絵「はぁ、最悪……」
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サクラ(プロフ) - しゅーくりーむ。さん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません!なんと……!!!あの問題に正解できるとは、もしや貴方様は天才であらせられますか!?あんスタあんガル、共に尊いの極みでございます。面白いと言って貰えてとっても嬉しいです(*>ᴗ<*)さぁ一緒に!Amazing…☆ (3月13日 20時) (レス) id: ea0cda33d2 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 猫愛りあさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません!はい!!!凛月くんのことが大好きな限界オタクの皆様は、みんな等しく夢主ちゃんでございます!!いいですよね、凛月くん。 (3月13日 20時) (レス) id: ea0cda33d2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーくりーむ。 - パーリラ…って……バ◯ラの歌!?作者様、有難うごぜぇやす!おかげであんスタ、あんガルの尊さを知りました。私は日々樹渉が好きです!すごく面白くて、ニヤけながら見てました。 (2月5日 15時) (レス) @page40 id: e51a54572c (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - ちょっちょっと待って下さい?凛月大好き限界オタクって…僕の事じゃないですかッ((殴 (2月3日 23時) (レス) @page3 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 応援ありがとうございます! 今までは作者の私情で更新ができていませんでしたが、私情の方がだいぶ落ち着いてきたので、これからは相変わらず遅いかもしれませんが、頑張ってなるべく早く更新するようにしていきたいと思っています🙇🏻♀️ (1月30日 21時) (レス) id: 108971912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクラ | 作成日時:2023年6月3日 14時