第二掌『門』 ページ5
作者「文章の書き方が変わります。ご了承下さい」
目的地へと向かいながら、Aは無音の戦いを繰り広げる
「………っ」
巡回兵らしき者を見かける度、足を止めては遠回りをする。これがまた面倒くさいのだ…だが、最低限目的を達成させる事を最優先しなければならない。始まりがあれば、必ず終わりがある。どんなに時間がかかろうが、必ず終わる。そう考えているうちに、何とか巡回兵に見つからずに進めた
「………」
また、音無き世界が広がる。とは言ったものの、鳥のさえずりや木の葉が擦れ合う音はある。だが、Aは一切耳に入らない。物音など、存在しないかの様に思える。自分の鼓動さえも聞こえない
でも、俺はこの世界が好きだった。自分を忘れる事が出来る、過去の様に誰にも縛られる事のない、自由な世界だからだ
「ここが、例の別荘か」
怪しげな森の中に、ぽつんと建っている豪華な別荘だ。目的地を発見したので、木陰に隠れてから本部へ通信を行う。耳障りなノイズ音が聞こえてくる。しばらくすると、少し怠けた様な声が聴こえてきた
『こちら本部。何かあったのかい』
「目的地である垂金 権三氏の別荘を発見した。見た所、正門付近には兵士が２体。地雷もちらほら見つかる」
『了解した。そのまま任務を遂行して。あっきみきみ、お茶持って来__』
通信を切り、木陰から別荘を睨みつける。殺気はないが、側から見たら人殺しの目付きだ。でも、そんな事はどうでも良かった。目標達成させる為には、どんな事になろうが関係なかった
(まずは考えよう)
まず厄介なのは兵士と地雷の二点セットだ。兵士を倒すと、その死体が地雷に当たって爆発。かなり目立つため、警備が更に厳重になるのは目に見えている。かと言って、先に地雷を破壊すると周りの兵士が気づいて、同じ事が起きる。どちらにせよ、倒そうが壊そうが変わらなかった
…なら、気づかれなければいい。地雷に注意しながら兵士に向かって急接近し、ナイフで首を切りつける。兵士の襟を持ちながら、もう一体の兵士に向かってナイフを投げつける。ナイフが当たっても生きていたら、VP9で急所に打ち込む
イメージが出来た。右手にナイフ、左手にVP9を持ち、脚に力を溜める。飛び込もうとしたその時…
大きな爆発音がし、門は濃い砂埃と燃え盛る炎に包まれる
「…!!(今だっ！)」
体が自然と動き、音も無く門を突破する。物陰に素早く隠れ、別荘のドアを映している監視カメラを左手にあるVP9で破壊する
続く
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なまはげ(プロフ) - 間違えた所もあったので、直させていただきました！ (2016年4月10日 10時) (
レス) id: 0aab16e713 (このIDを非表示/違反報告)
なまはげ(プロフ) - お待たせしました！少し雑ですが、大目に見ていってください！w (2016年1月10日 23時) (レス) id: a933db01a6 (このIDを非表示/違反報告)
裏切りのキツネ - 僕も可愛いと思いましたよｶﾜ(・∀・)ｲｲ!! (2016年1月6日 12時) (レス) id: 69840344a3 (このIDを非表示/違反報告)
なまはげ(プロフ) - シールじゃなくて、シーンだった…マチガエタ… (2016年1月6日 1時) (レス) id: a933db01a6 (このIDを非表示/違反報告)
なまはげ(プロフ) - 妹は蔵馬が好きなようです。でも、飛影ってたまに可愛いシールがあるんですよねw 例えば、魂を取られて、復活した後桑原が「そんな事より飛影！」って言われた時の動揺が、可愛いって思ったのは僕だけじゃないはず…！ (2016年1月5日 22時) (レス) id: a933db01a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なまはげ | 作成日時：2016年1月4日 16時
