古橋「３７話だ。」 ページ4
*
『10…20…30…よし。』
食堂の机に並べられた、沢山のドリンク。
それは、30個を越えていた。
『どうやって持っていこう…。』
体育館は３つあるので、３つに分け、篭にいれる。
が、それでも持てそうにないのだ。
『うーん…。』
すると
？・？「Aちゃん/A。」
名前を呼ばれた。
振り返ると、そこにいたのは…
『花宮先輩！伊月先輩！』
花宮「ちっ…こいつも居やがったか…」
伊月「それはこっちの台詞だ。」
花宮先輩と伊月先輩だった。
二人の間に、嫌な雰囲気が漂う。
『えーと…お、お二人は、どうしたんですか？』
すこし噛みながらも、二人に問う。
伊月「！そうだった。Aちゃんの手伝いをしようと思ったんだ。何か手伝う事はある？」
『本当ですか！？助かります！』
ありがとうございます！と、頭を下げる。
伊月「ははっ。良いんだ。俺がしたくてしてるからね。」
ポンポンと頭を撫でられる。
触れている所が、少し熱を持った。
花宮「ちっ…触んなよ。」
伊月先輩の手を、花宮先輩が掴む。
パシッと、伊月先輩はその腕を払った。
伊月「わざわざ花宮から許可とる必要はないだろ。」
花宮「ふはっ…Aは霧崎のマネージャーなんだよ。下手に触らせるかよ。」
伊月「独占欲が強い男は嫌われるぞ？ﾌｯ」
花宮「あ"？」
睨み合う二人の間に入る。
『あああ！い、伊月先輩は、これを持って行って貰えますか！？』
バッと、一つの篭を差し出した。
伊月「あ、あぁ。悪いな。ﾌｯ」
『えっと、花宮先輩は、何しに？』
花宮「ちっ…不本意だが、そいつと同じだ。Aを手伝いに来たんだよ。」
…え？
『花宮先輩がですか！？』
花宮「おい。どういう意味だてめぇ」
伊月「ぷっ…」
思わず、声に出して驚いてしまった。
花宮先輩に、頭をグリグリとされる。
『いっ！？痛いです！痛いですってばぁ！』
花宮「ったく。…一つ貸せ。」
はい…。と、篭を一つ差し出した。
伊月「(…Aちゃんと居るときは…悪童には見えないんだよな…)」
そして、私達は体育館へ足を進めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 218人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
百花(プロフ) - 笠松先輩オチが良いです！ (2016年1月13日 16時) (
レス) id: 1fa208ce09 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - 薬研@古橋(元千尋)さん» あ、はい！一応は居ます！ただ、うまく絡めてないです…すいません。こう…どうやって絡まそうって言うのが、あまり出てこなくて…すいません！ (2015年12月16日 19時) (レス) id: 997df223f8 (このIDを非表示/違反報告)
薬研@古橋(元千尋) - 春日さん居ますか…？ (2015年12月16日 18時) (レス) id: 8007669735 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣(プロフ) - ねむさん» えっと…一応出しては居ますよ！ただ、どうやって絡もうか…という案というか…出てこなくて…すいません！ (2015年6月27日 9時) (レス) id: 997df223f8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 虹村さんは出ないですか、、、？ (2015年6月27日 9時) (レス) id: 83825eba12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐倉優衣 | 作成日時：2015年5月2日 20時
