霧崎の姫君！！〜恋の始まり！？〜【黒バス】

伊月「４４話だ。」 ページ12

*


時は立ち、夕食を作る時間になった。



『今日は、何を作る？』

火神「どうすっか…」

毎日…約２ヶ月も作るとなると、作る料理に迷う。


桜井「誰かに聞きますか？」

『うーん…そうしよっか！』

水戸部「ｺｸﾘ」


じゃあ、誰かに聞いてくるね！と、キッチンを出た



『(とは言ってもな…)あ。』


私の視線の先には、あまり話した事の無い…


『降旗くん！』


降旗くんが居た。


降旗「えっ！？あ、えっと…雪城…だったよな」

『Aで良いよ！w』

降旗「じゃあ…Aで…。どうした？」

『あ、そうそう！夕食、何がいいかなって！』


夕食っ！？と、驚く降旗くん。

そして、しばらくブツブツと言っていた後


降旗「おっ…親子丼…とか？」

『親子丼…そっか！ありがとう！ﾆｺｯ』


私は、急いでキッチンに戻った。



扉を開けて、聞いてきました！と伝える。


火神「お疲れ。誰に聞いたんだ？」

『降旗くんだよ！で、親子丼だってさ！』

桜井「親子丼…良いかも知れませんね！」

水戸部「【じゃあ、作ろう。】ﾆｺｯ」


材料を出して、淡々と料理を進めていく。



ﾀﾝﾀﾝﾀﾝﾀﾝ…


包丁を使って、リズムよく叩いていく。


ﾀﾝﾀﾝﾀﾝ…


『いっ…』


調子に乗りすぎたのか。指を切ってしまった。


火神「っ！だ、大丈夫か！？」

『あ、うん。平気だよ。』

火神「っと…舐めときゃ治るっつっても…女子だもんな…桜井ー！」


と、桜井くんから絆創膏を貰い、指に貼ってくれた。


『ごめんね…ありがとう。ﾆｺｯ』

火神「…ん。」


すると、火神くんは私の手首を掴んだ。


『…？どうしたの？』


火神くんは、絆創膏を貼った所に、静かにキスを落とした。


『…えっ！？////』

火神「…あっ…わっ…わりぃっ！////」


…ど、どうしたんだろ…(´・ω・`)


火神「えっと…その…そ、そうだ！おまじないなんだよ！そう！」

『おまじない…？』


傷に、キスを落とすのが…？


そう言えば、火神くんは確か帰国子女って聞いたし…アメリカの風習かな。


『そうなんだ！ありがとう！ﾆｺｯ』

火神「お、おう…(あっぶねー…)」



その後、淡々と料理を進め、夕食を終えた。







桜井「(うわぁ…火神さん絶対嘘だ…)」

水戸部「(なんでAちゃん気づかないんだろう…)」

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