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何事かと思い目を向ければ、そこには寝癖と寝巻きを身につけた高峯が血相を変えて飛び出した。
寝巻きの中心にいる可愛い人参のゆるキャラがこちらを見つめている。

高峯は守沢先輩と私を交互に見て、今度は顔を引き攣らせた。


「おお☆高峯!寝巻きのまま来たな!早く流星グリーンらしく変身したまえ☆」

「ちょっ!やめてください、マジで今そういうこと言うの…!黙ってっ」

「うん、朝なのにいつもと同じく辛辣!健全だな…☆」


守沢さんに対する訝しげな表情に私は苦笑した。

高峯は守沢さんのことあんまり好きじゃなさそうだなぁ…。

朝練行くぞ!みんな待ってる!という守沢さんの言葉は、無視。代わりに、高峯がこちらをちらりと見てきた。

…?

今までにないような視線の送り方でわずかに心臓が跳ねる。


「………はぁ」


その後長嘆をつかれ、目も逸らされてしまった。

な、な、なに、今のは…?そのため息は…?なんか嫌そうな表情してたよね?

守沢さんに向ける顔ほどではないが、確実に忌を含んでいた視線にぐいぐい責め寄って問いただしたいところ。
だが、彼女と思われている守沢さんが気にかかって、思ったような発言が出来なかった。


「…すぐ行くんで、ちょっと待っててください」

「お?おおおお!いつもよりやる気だな高峯!嬉しいぞ!俺は嬉しい…っ!」

「あああ、もう、鬱陶しい…」


守沢さんへのイライラが募り、(朝だから頭が回っていないのだろう)頭を抱える翠が屋内に入ろうとする。


「た、高_」

「分かってる。パーカーでしょ」


こちらの言わんとしていることを察してもらえた私は、嬉しくて、頭を何度も強く縦に振った。


「ったく、うるさいのが揃ったよ…」


屋内に戻る時に聞こえたぼやきを聞き、私が守沢さんの方をちらりと見て苦笑するのと共に、守沢さんも鏡合わせにして見せてきた。

正直、高峯にも、守沢さんにも同情できるな…ははは…。

互いの気持ちが錯綜し、複雑な心地のまま、私は守沢さんと世間話を広げた。

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5674C(プロフ) - たまたまきんきんさん» 嬉しいお言葉恐縮です!ありがとうございます!! (2022年5月23日 12時) (レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)
たまたまきんきん(プロフ) - やばい、まだ全部読んでないけどやばい、何このときめき、やっば。狂いそう。 (2022年5月18日 14時) (レス) @page27 id: 4c9c318806 (このIDを非表示/違反報告)
5674C(プロフ) - 彩さん» 意識しました!!!!読んでいただきありがとうございます! (2022年3月21日 0時) (レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)
- なんだかめっちゃ青春!!! (2022年3月20日 16時) (レス) @page48 id: be844da8b2 (このIDを非表示/違反報告)
5674C(プロフ) - ちゅーしちゃうぞ♡さん» ありがとうございます!!最後まで楽しんでいただけて、とっても幸いです!!^ ^* (2022年1月17日 6時) (レス) id: e6d0696709 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:5674C | 作成日時:2021年12月27日 14時

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