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天ノ弱18~まだ待つよ もういいかい~ ページ19
「ごめんね」
やっと言えた一言。
それだけで心も体も軽くなった。
今なら宙に浮けそう、何ていうのは大袈裟かもしれない。
けれど、それくらい楽になったんだ。
「お帰り、一」
「私こそごめんね。お帰りなさい、一くん!」
二人からの暖かい言葉を受け取った僕は、その日から二人に愛を注ぎ続けた。
一生かかっても消費しきれないほどの愛を沢山。
だからまた、兄さんと叉好から愛を貰えるのを待っているよ。
その代わり、もっと僕から受け取る愛を入れる器の準備をしておいてね。
ほら、早く。
準備ができたみたいだね。
…もういいかい。
あとがき→←天ノ弱17~そんなんどこにも宛てがあるわけないだろ~
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作者名:96猫伯爵 | 作成日時:2017年3月18日 12時