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包帯の良さ ページ4
「全然、莫迦らしくないよ!!」
「抑抑、其の包帯の使い方間違ってるでしょ。川に流されるなんて無月さんしか居ないし」
「失礼な!!魚だって流されているでしょう!?」
「魚は人間じゃあ無いでしょう!?」
ハーハー、とお互いの呼吸をする音だけが部屋に響き渡る。
「包帯を付けとけば日焼けする事も無いし」
「無月さん年中長袖長ズボンってさっき云ってたじゃない」
「怪我をした時一々巻かなくて済むし」
「その代わり包帯代は莫迦にならないよね。なんたって怪我してない時まで巻いてるんだから」
「………」
「………」
「あー云えばこう云う!!」無月は叫んだ。負けじと治も叫ぶ。
「絶対に無駄でしょこの包帯!!見なよ!少し部屋片付けただけでこんな沢山の包帯が出てきて!!片付けないなら付けない!!要らないでしょ!!」
「いーやーだ!!包帯付けとかないとなんか気持ち悪いー!!」
「子供か!!」
正直、無月よりも精神年齢は自分の方が上なんじゃないか、と思った治だった。
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