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坂口安吾に出逢った過去 ページ5
暗殺部隊隊長に成って何年も経ったある日の事だった。種田長官に呼び出され部屋に行ってみれば自分より少し年下の少年のめんどうを見てくれと頼まれた。
部署が違うから、と断ろうとしたら君もこの子が行く部署の仕事できるでしょと云われ断るに断れなかった。
因みに私は、暗殺部隊に行く前、色んな部署を転々としていた為、余程の部署出なければ仕事はできる。まあ、最後は父と母がいた部署に行き着いたのだが。
引き取った坂口安吾は物静かな子で教えた事は確実に吸収していく。子供って凄いなと思った。
「僕、先輩にピッタリな言葉知ってますよ」
ある日突然、安吾にそう云われた。何?と聞き返せば安吾は掛けていた眼鏡のだがレンズを反射させ云った。
「社畜、
勿論、安吾の頭には鉄拳を何発がぶち込んどいてやった。痛い、と涙目になっている安吾を横目で見て私は云う。ならお前も私の仲間入りにしてやる、と。
精々後悔しろ。糞餓鬼が。
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