名探偵 ページ14
「席が空いてないみたいでね。相席してもいいかな?」
「ええ、どうぞ」
迚聞きなれた声がする。私に相席を頼んできたのは武装探偵社の要、乱歩さんだった。乱歩さんはフルーツパフェを頼むとまじまじと私の顔を見てきた。
「へえ。この世界に二人同じ人間か。興味深いね」
「!?」
「あ、もう然して君の居た世界では僕と知り合いだったりする?なら自己紹介要らないよね」
「…見ただけで全て判るとは……流石です乱歩さん」
私がそう云うと乱歩さんは「当たり前じゃないか。だって僕は名探偵だからね!」と笑顔で云った。
「…君、死のうとしてる」
「…………」
「違うなあ。人を救った“代償”に自分の命を捧げようとしてるのか」
「まあ君が考えている事は粗方予想ついてるから云わなくていいよ」乱歩さんは私にそう云うと「君に
「最終決戦は
乱歩さんが云い終わると同時にパフェが乱歩さんの目の前に置かれた。乱歩さんは子供のように目をキラキラさせると云う
「
「…1つだけなら聞いてあげてもいい。違う世界
私は微笑んで「ありがとうございます」と云うと云った。
「もう一人の私と織田作が探偵社に逢いに行きます。その時は入れてやって貰えませんか?」
「なーんだ。そんな事か。そんな事は『頼み』にも入らないよ。別にいいよ。その時か来たら僕が社長に説得してあげる」
「ありがとうございます」
私は乱歩さんに礼を告げると乱歩さんのパフェ代まで払って店を出た。
「ふーん、ポートマフィアの幹部様が人助けか。まあ其れもまた一興だね」
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wayu0112(プロフ) - こういう話好きです! (2019年11月8日 0時) (レス) id: 3e063600b4 (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - とても面白かったです。更新楽しみにしています!! (2019年7月13日 22時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
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