274個目 高尾side ページ30
真ちゃんとAちゃんが喧嘩をした
喧嘩と言えるかは分かんねぇけど、それでも前と違って俺達が3人でいる日は全くと言っていい程なくなった
そしてAちゃんの元気がなくなっていくのも、目に見えて分かった
半日練習の後も俺と真ちゃんは残って自主練をする
Aちゃんは用事があるからと言って、俺達の分のドリンクやタオル、備品を持たせてくれた
｢いつも悪ぃな｣
『ううん、ごめんね…手伝いに行けなくて……』
何でAちゃんが謝るんだよ…
｢むしろいつも頑張りすぎなんだよ、たまには息抜きしてこいって｣
俺がそう言うとAちゃんは安心したような表情を見せる
『…うんっ、じゃあまた学校でねー！アデュー！』
そう言って走っていくAちゃん
みんなの前ではいつも通りだと言わんばかりに元気に振る舞うが俺にはそれが苦しかった
また1人で抱え込んで苦しんで、泣いてんだろ…
隠してるつもりだろうけど俺は知ってる
ホークアイ舐めんじゃねぇよ
自主練の最中はいつもと変わらない
俺も真ちゃんもそういった事はバスケと切り離すようにしてるからな
｢132！｣
緑｢シッ！｣
｢ふぅ……一旦休憩にすっか｣
Aちゃんが手伝いに来なくなってから改めて実感した事がある
ドリンクやタオルの準備やデータをまとめてくれた事、ボール拾い……Aちゃんは俺達が練習に集中出来るようサポートしてくれてたんだなって
｢ほら真ちゃん、ドリンク｣
緑｢…必要ないのだよ｣
｢馬鹿言うなって、ちゃんと水分取れよ。Aちゃんがわざわざ準備してくれたんだぞ｣
緑｢……あいつが勝手にした事だろう｣
ﾌﾞﾁｯと何かが切れる音がした
"『私は…平気、だから…っ、高尾くんまで緑間くんと喧嘩しないで……お願いっ…』"
Aちゃんがチームの事を考えて俺に言ったあの言葉があったから今まで我慢できたけど、もう限界だった
｢おい｣
緑｢なんだ、…っ！？｣
緑間の胸倉を掴み思い切り引き寄せた
｢お前いい加減にしろよ…｣
たまに緑間と喧嘩する時もあったが今までで1番頭にきていた
緑｢っ、離すのだよ高尾！｣
｢いつまでガキみてぇに不貞腐れてんだ！！！！｣
緑｢なんだと…！｣
｢ガキだろうが！！いつまで経っても拗ねていじけて！！あいつと向き合おうともしねぇ！！｣
緑｢お前に何が分かる！！！｣
｢大事なヤツを傷付ける野郎の事なんか分かりたくもねぇよ！！！｣
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肉巻きおにぎり(プロフ) - 夜遅くにコメント申し訳ありません、ずっと更新楽しみにしてたので、めちゃくちゃに嬉しかったです！どうかこれからも、体調に気をつけてゆっくり更新頑張ってください、本当に楽しみにしてます！ (2023年2月7日 1時) (
レス) id: 26e00175be (このIDを非表示/違反報告)
柚奈原(プロフ) - このお話凄く好きです！！どうか、更新してほしいです (2022年2月27日 6時) (レス) id: 8b030105a8 (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - 自分新規ですけど、このお話すごく好きです！2人が仲直りしてほしいので、更新して欲しいです… (2021年9月19日 15時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
限界突破済みヲタク(プロフ) - 超面白い、面白すぎる、、どうか、どうか更新をお願いします…！ (2021年9月18日 11時) (レス) id: ec647ac5eb (このIDを非表示/違反報告)
畑ケケ(プロフ) - もう、更新の予定はありませんか？ (2021年7月23日 11時) (レス) id: 94b0c6b701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めんたいこ。 | 作成日時：2020年5月14日 21時
