【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました５【秀徳】

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病院での診察では目そのものには損傷はなく、瞼を切っていたらしい
とりあえず傷が塞がるまでは眼帯をすることに
少しの間通院することにはなりそうだ

『ありがとうございました』

｢お大事に｣

会計を済ませ、待合室に戻ると監督が腕を組んで待っていた

中｢さて…何があったか説明してもらおうか？｣

『えっと…』

中｢いや、やはりいい。あいつらに直接聞くとしよう。お前の事だ、あいつらを庇うだろうからな｣

『うっ…』

流石監督……庇おうとしていた事を見抜かれた

中｢事情はあれど怪我をさせるなど言語道断だ。あいつらにはペナルティーを受けてもらう｣

『っ…あ、あの！』

中｢分かっている、あいつらの練習時間を削るようなことはさせないよ｣

『…良かった……』

原因がどうであれ、彼らの練習の邪魔だけはしたくなかった
にしても、監督は一体どんなペナルティーをさせる気なんだろうか……

結局どんなペナルティーかは教えてくれず、そのまま家へと送ってもらった

監督は親に｢明日改めて説明をしに伺います、この度は大切な娘さんに怪我をさせてしまい申し訳ありません。監督不行届でした｣と、謝罪して帰っていった

｢A、大丈夫なの？｣

『今回は私が悪かったんだよ…取っ組み合いしてる男2人の間に入るなんて、考え無しだった……』

お母さんは事情と私が反省している姿を見て、大丈夫だと判断してくれた


傷口に水が当たらないよう、慎重に洗っていたせいでいつもより倍の時間がかかった
ようやく部屋に戻り携帯を見るとそこには通知とたくさんの不在着信



高尾Aちゃん、今日のこと本当にごめん。明日改めて謝らせて欲しい。監督からも言われたけど、傷が治るまでは真ちゃんと迎えに行くから


Aおつかれ高尾くん。考え無しに間に入った私も悪かった、本当にごめんなさい。明日お迎えお願いします

高尾真ちゃんともあの後ちゃんと話し合いして、お互い仲直りしたから!明日の迎え任せろ!じゃあ、おやすみ!


高尾くんへの連絡は済んだので、次…緑間くんだ

私は不在着信の欄をタップして緑間くんへと電話をかけた

prr

緑《っ、もしもし！》

『おぉっ…も、もしもし、緑間くん？』

ワンコール終わらないぐらいで勢いよく電話に出る緑間くんに私が驚いた

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